11月の大統領選に向け、ハリス副大統領（59）が民主党の大統領候補の指名獲得に必要な過半数の代議員を確保したと報じた。バイデン大統領（81）の撤退表明から1日で後継候補として指名を確実にした形で、ハリス氏と共和党のトランプ前大統領（78）という新たな戦いの構図が固まった。（時事通信）
2024年は、政治情勢が忙しい年になった。バイデンが大統領選挙から撤退したことは、一般的にはいいことだと思う。テレビの画面越しではあるが、加齢からくる衰えは明らかで、この人しか選べないのかと不安になった民主党員はかなりの数に登ったのでは。ほっとした人も多かったと思う。
ただ、同時に感じたのは、年老いてゆくことの残酷さだ。まだ若い人たちにはピンとこないかもしれないが、世界一の権力者だった人間ですら、加齢による衰えのため、その座を追われたのだ。無能な庶民など言うまでもない。わたしなようにうすら寒い思いをした高齢者も多かったのではないだろうか。