作品に奥行きを出すのはどうすればよいか
素人ながらに考えていた。
一番は多くの作品を知ることだと思う。
なぜなら、皆今まで見た作品のいいところをチョイスして物語を構築しようとすると考えるからだ。
私も、いろいろな作品のキメラを作った後、新しい要素を一つ付け足して完成としている。
これが私の考える名作の最低条件ではないかと思う。
これまで触れてきた作品数が少ないと、キメラの中身が偏ったり、新しいと思った要素が全然新しくなかったりということが起きてしまう。
それでは目の肥えた読者に既視感を与え、○○の方が面白いとすぐに引き合いに出されてしまうのだ(元ネタを知らないのに○○に似ているはただのヘイトスピーチなので除外)。
私は読書家ほど本は読んでいないが、同世代の何十倍も映画は観ている。そうした映画たちが私の作品に深みを与えてくれていると思う。
映画はもう1世紀以上、本の起源は6世紀まで遡るらしい。
あなたの作品に深みを出す資料はたくさん存在する。創作論を読み始める前に、頭の図書館(映画館)を増やすのはいかがだろうか?