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初めての長編(十万文字超え)に手をつけてみて

こんばんは。
カクヨムコン8の応募期限が終わりましたね。

今までちょぼちょぼ短編上げてた私は、初めて締め切りを意識して長編小説に手をつけました。

感想としては、毎日一人で駅伝してる気分でした。

最終ゴール地点(結末)は大筋プロットを立てて仮決めしてるけど、その結末に向かって話の核を散りばめ、収束させていくための区間の小ゴールに毎回頭を捻って、どこでこの逸話を切り上げて次の逸話に渡すべきかと、悩みに悩んだ三か月でした。

最初の一ヵ月は元になるネタ(資料)の収集と、区間ごとの大まかな種まき。
二か月目からその撒いた種(シーン)を膨らますための情景や人物たちの会話の盛り上げ、締め切り一ヵ月前からは話の整合性を整えるために何度もネタの回収と不自然な会話の切り取り。

いや、すごい疲れますね。
たいして動いてないのに、頭の中がカラカラになるような感覚で過ごしてました。

本業の物書きさんってすごい体力使うんだな、と思いました。

一生懸命書いてみても、二、三日経つと文章の違和感に書き直したくなったり、「このシーンの描写なんか薄っぺらいな」または「ここの解説くどくないか? 読んでると飽きるか?」としんどくなったり。

今の自分に頭の中のイメージを他者に伝える表現の技量が足りないことを痛感させられる作業でした。

自分の書いた小説を何度も読んでると飽きなのか、やっと冷静に見れるのか。

長編小説を毎日連綿と紡ぐ他の書き手さんたちは、どんな気持ちで書き綴っているんだろうと、人の創作論のエッセイなんかを何度も見返したりの日々でした。

書くのが楽しくても、書きあがった作品が自分の意図しない方向に向かっていったり、他人の目からみたら置いてけぼりの一人よがり過ぎて、だれも楽しんでくれないんではないかと悲しくなったり。

ほんとうに、物語を作る文章って大変ですね。
まだ完結できてないので、一人駅伝がんばります。

読んでて楽しい小説って、なんなんでしょうね。

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