百舌すえひろ

おっぱい大好き野郎の暴走とその顛末 （完結させました。時間をかけてしまってすみませんでした）

本が好きじゃない僕が図書館に行くのは、気になる人と同じ空間にいたいから。 ばれたら変質者だと不安になりながら、彼女のことが知りたい一心で通い詰めている。 彼女と話したい気持ちは溢…

ジャンル分けに困ってしまった。

幼馴染と僕の、性の攻防戦

他人の内情なんて知らないし、いちいち考えていたら何もできない。

「この鼓、ひとりでに鳴るんですわ」 狐憑きにあい、カルト教団に食い物にされた家族に襲いかかる恐怖。

内見と言われて思い出したことがある。 あまりいい思い出じゃない。

日々の疲れを癒すためのひとりキャンプ。 自然に囲まれ静かに過ごすと、日常の粗が浮き彫りになってきた。

大型スーパーができてから、商店街で買い物する機会がなくなりました。

築三十年を超える古いマンションに引っ越したばかりの私は、女の一人暮らしであることを隠そうと神経質になっていた。

泥炭の採れる寒村で腕なし死体が見つかった。 被害者は宿屋の四兄妹の次男。 遺体のそばでは彼の妹が泣いていた。

ある女性が妹を相手に訴えを起こしました。 「聞いてください、あの娘は悪です。魔性です。 同じ空気を吸っていると思うだけで、虫唾が走ります。 どうか、どうか神聖なる裁きをおねがい…

国民性を踏まえたエスニックジョーク 「幸福な七つの組み合わせ」と「不幸な七つの組み合わせ」 ※あくまで世間一般に流布されている国民性ジョークを元にしていますので、差別やヘイトを…

ヴィクター・フランケンシュタイン博士によって誕生させられた『怪物』。 彼はぼんやりした意識の中で、継ぎ接ぎされた身体の部位たちの悲鳴を聞いた。 自分の意思では思うように動かなく…

引っ越した地方で聞く奇妙な声。 馴れない田舎暮らしと、新しい職場環境に神経過敏になる修司。 この悲鳴は、一体なんだろう。

「むかしむかし、あるところに……」これで始まる物語がこの世にいくつあるか、正確な数は誰にもわからない。どこの民話から取り上げられたのか、どの部分を古典映画から拝借しているのか。こ…

わたしを初めて抱きしめてくれた女の子は、お日様の匂いがした。 くすぐったくて、あたたかくて、窮屈で。 それが幸せなのだとわかったのは、失われた後でした。

夏休み。 小学二年生のマコトは、週刊誌を探すお父さんと一緒に「お化けが出る」と噂のある本屋さんを訪れる。 そこには去年まで一緒に登校していた、大好きなヨシタカ兄ちゃんがいた。 声…

世界が崩壊して四百八十年、人類も文明と共に衰退の一途をたどる近未来。 アフリカ大陸北部の王国タシトゥールでは、首都チュニシスから帝国セルダニアに嫁がせる王女を乗せた船が出航した。…

大晦日。免許を取ったばかりの十代の女性二人が向かったのは、人も車も通らない深夜の山道だった。 「ゆっくり練習したい。安心して走りたい」そんな思いから選んだコースは、あるものとの遭…

七夕になると毎年願掛けをする女。ささやかな願いとは裏腹に、受け入れがたい事実。老女の妄執が呼び寄せるもの。この恐怖は他人事ではない。誰にでも起こりうる現実だ。

史実で最初にチャーハンが出たのは、６～７世紀の隋（中国）の書物『食経』だった。 隋の宰相、楊素が食していたチャーハンとは、どんなものだったのか。

ヤソ会が崇める神様が最初に創った人間、アダムとイヴ。 「わけもわからん理屈を、なぜ頭から信じるのだ」 幼き日の平賀源内が、理屈の通らぬ教義に物申す。