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平井呈一 編訳『世界怪奇実話集 屍衣の花嫁』読了~♪

 幻想怪奇小説翻訳のレジェンド・平井呈一による、昭和34年刊『世界恐怖小説全集』の第12巻のみを60年ぶりに復刊させたという本書。〝推理小説ファンが最後に犯罪実話に落ちつくように、怪奇小説愛好家も結局は、怪奇実話に落ちつくのが常道である。なぜなら、ここには、なまの恐怖と戦慄があるからだ〟とあるが、確かにそういう面もあるよなぁ……とうなずく。
 怪奇実話を「へ~、世の中には不思議なこともあるもんだね~」と素直に受けとるのも、「いやいや、これには合理的に説明できる何かがあるはずだ」と分析的スタンスで臨むのも、全ては読み手の自由お好み次第。そういう、〝楽しみかた〟もあるよねぇ。

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