• ホラー

半村良「亜空間要塞」読了~♪

 本作を知ったのは小学生の頃、「戦国自衛隊」(千葉真一版ね)の映画化時、新聞広告の著作品リストで見かけたのが最初。〝亜空間〟に〝要塞〟ときたら、小学生にとってはパワーワード、――19××年、世界各地で航空機消失などの異常事態が発生、全ては異次元空間=〝亜空間〟に要塞を構えた侵略宇宙人の仕業だった!? それに対して地球側も最新の科学力を結集、スーパーウェポンで反撃を開始する! ――みたいな、往年の東宝特撮映画みたいなお話を想像してました。が、長じて中学生の時に実際のあらすじを読んで、それと全く違うのを知りました(笑)。

 実際は――ひょんなことから亜空間に引きずりこまれたSFファンの4人組が、ハガード(ハワード?)やメリット、アシモフ等のSFを彷彿させる〝世界〟を冒険する物語。そんななか、俺のフェイバリット作家である平井和正のウルフガイネタが出てきて、ひとりニヤついておりましたとさ。

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