• ホラー

てな訳で岡村和義『若葉』を聴いた

 岡村靖幸と斉藤和義のユニット。今年2024年1月から5ヶ月連続配信された楽曲を、リリース順にまとめたシングル集というかEPというかミニアルバムになるのかな?
 M-2「春、白濁」は軽快なロックチューン。'20年の岡村ちゃんのラジオ番組で斉藤和義をゲストに迎え即興で曲を作る企画があって、それで出来上がった楽曲。ラジオver.に比べて瞬発力が高まった感がある(ライヴVer.では更に爆発力まで倍加)。そう。全てはここから始まった。
 モデルの夢を叶えたかつての彼女のことが忘れられないM-3「愛スティル」に、道ならぬ恋に陥ってしまった男女の心の機微を描くM-4「サメと人魚」。悪い男と悪い女になりきれない二人は、幻想の海深くサメと人魚になって戯れるしかない……う~ん、切ないなぁ。
 M-6「真夜中の海へ」は未配信曲。今さら蒸し返すようであれなのだが、岡村ちゃんが裁判時に朗読した詩を思いだす(僕には友達がいない / 一緒に真夜中の川で泳ぎたい…的な)。〝真夜中の海へ泳ぎに行こうよ いつか言ってただろう 今夜叶えに行こう〟のとこに、ちょっとグッとくるものがある。
 それはそうと「愛スティル」の大サビの、♪愛スティル Love you baby 叶えられない~ のあとの岡村ちゃんのコーラスの、♪はぁ~ぁ~のとこが妙に好きで(笑)。
 全体的にストリングスアレンジが多用されてる印象。全6曲ってコンパクトでわりと聴きやすいかもね。

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