• ホラー

東雅夫 編『平成怪奇小説傑作集3』読了~♪

 〝生と死のあわい〟を主題に据えた作品群が多いのは、それこそ神話・伝説の時代からある普遍的な題材だからなのだろうが、やはり「3・11」の影響もあるのだろう。〝昨日までいた人が今日から永遠にいない〟喪失感や〝伝えるべきことを伝えられなかった〟後悔の念が、〝生と死の境界はあわいものであって欲しい〟という願望となって、作品を書かせ、そしてそれが読まれ続けている理由なのかも知れない。

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