押井守「紅い眼鏡」を久々に観た。
何だかんだ言うひともいるけど俺は結構好き。〝現実を引っぺがした先の虚構性〟とか〝堂々巡りの迷宮感〟が堪らない。『宇宙刑事シリーズ』の魔空空間や幻夢界、不思議時空をさ迷うエピソードが大好きだったのが下地としてあったからかも知れないw
押井守がオーディオコメンタリーで語ってた、「映画の印象はラスト間近の印象で決まる」とか「だから、タツノコプロ時代にラストカットは頑張れと言われた」とか興味深かった。だから…という訳ではないけれど、やはりラストの兵藤まこの美しさと川井憲次の音楽は印象に残ってこれまた良いんだよねぇ。