この小説は女性が持つある種の抵抗のようなものを文字化したくて書いてみました。何に対しての抵抗かは、未熟者の私には説明できません。きっと論理的な解答があるのだと思いますが、今は、これが私の精一杯の力。なんだか分からないけど日ごろ女性が抱えている「足かせ」みたいなものを表現したかったのかもしれません。ラストは、主人公に救いを与えるか、リアリズムに徹するか迷いましたが、前者では「現代ドラマ」として、今の時代に対応できないのではないかと判断し、後者を選択しました。厳しい結末ですが、今の社会に適していると思います。すみません、よく説明できなくて。最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。