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おみくじを引きに行った話。

普通のおみくじの結果は中吉。
開運おみくじという、生年月日によって振り分けられたおみくじの方には「あなたの性格」と称していろんなお言葉が書かれていました。

以下は原文ほぼそのままですが、多少要約するとこんな感じでした。


「あなたの性格は聡明である反面、情熱的、衝動的、わがまま、気転がきかない傾向にあります。
独立心と企業的才能がかくされていますので、何事にも的確な判断を下す為に、上司(目上の人間)にしたがって行く事ができない欠点がある。しかし、指導的立場になれば冷静であることができるために成果を得られます。

肉体的な労働が得意ではないので、頭脳的な方面等において才智のひらめきをみせ、第三者までをして情熱をかきたてるような仕事ぶりを発揮することができるでしょう。
聡明なるために、直感即行動に走り、他人の助言や注意を受け入れぬことがたびたびあり、孤立する傾向がありますので、他のものと協力につとめる必要があります。

自己を処理できない者は
人の上に立つことは出来ない (ジョンソン)

元来が才能に恵まれた性格であるから己の欠点を是正し、事を成せばあなたの本領を発揮することが出来、青年期において既に幸福を招来するものである。

苦痛や困難を乗り越える時
自分の実力はついてくる」


誰かがずっと私のことを影から見ていて、分析して書きましたというようなことが書かれていたので驚きました。間に挟まってる格言ぽいのとか、人物の名前とかはさておき、おおむね合っています。

他人から自分の評価や性格を聞くことってなかなかない。

このおみくじに書かれている事を、協調性がない、反骨心が強い、孤立感、そのまま「衝動的な人である」と私は受け取りましたが、いくつかプラスな面も書かれていますね。聡明であるとか、才智のひらめきを見せるだとか……

気になったのは、欠点について直接的に、かつ明確に「直せ」とは言われていない点です。

もちろん「他のものとの協力につとめる必要がある」と書いてあるので、言葉の外にはそういったニュアンスが含まれているのかもしれません。
ただこのおみくじが言うところの、情熱的、衝動的であり、わがままで気転の利かない私は、「じゃあ直さなくていいのかな」と思ってしまいました。

たぶん、直接言われたとしても直すことはできないと思います。
この人生でそこそこ自分とも付き合ってきたので、それくらいのことは何となく分かります。

諦めといえばネガティブですが、受容という言葉を当てはめるにはまだ早いでしょうか。


ここで話を切ってもよさそうなのですが、あともうひとつだけ。


先日、以前批評企画でお世話になった三鞘ボルコム様に私の作品『ブタの一生は醜く続く』を批評して頂きました。

結論から言うと、ついた評価は★1です。

・批評記事URL
https://kakuyomu.jp/works/16818093073680804195/episodes/16818093091116417295

評価のレベルは★0~3。最低値を免れたのはおそらく、文章の質に恵まれていたから。
一方で評価を二段階も落としてしまった原因は、一話から設定・情報量を詰め込み過ぎたり、キャラのやり取りの杜撰さが目立ってしまっていたからだと思います(事実、その点は三鞘ボルコム様の批評においても指摘されていました)。

反省という反省はしていた筈なのですが、不思議な事に年を跨いだ瞬間にほとんど忘れてしまいました。

でも批評記事に残しておいた自分の返信(ド深夜のテンションで書いたのでキャラクターの台詞とか引用してます。頼むからやめてくれ)は備忘録として役立ちそうです。私に役立てようという前向きな気持ちが残っていれば。


今年の目標はありません。抱負もないです。
言い切っておかないと絶対に変な焦燥感に苛まれて落ち着かないので、紐は限界までゆるめます。

では、今年もマイペースで。

6件のコメント

  • 明けましておめでとうございます。
    私の方の近況ノートへのコメント、ありがとうございました。

    個人的な意見ですが「直す」必要はないと思いますね。
    私は何に対しても「バランス」が一番重要だと考えています。

    おみくじに書かれていた「情熱的、衝動的、わがまま、気転がきかない」ですが、これを極端に反転させてしまうと「無気力や優柔不断」となってしまうのではないでしょうか?
    欠点が「行き過ぎている」のなら直す必要もあるかとは思いますが、そうでないのであれば直す事はしなくても良いと思います。

    余談ですが、私は小説において「読者に媚びた」作品や作者は嫌いですが、「読者を無視した」作品や作者も嫌いです。
    「読者への意識」だけでなく、何にでもバランスは重要だと思いますね。
  • 最近の占いは随分と踏み込んだ事が書かれてるんですね。
    そういうのって誰が書いてるんだろう。
    占い師なのか、あるいは特に専門性のないライターがなんか適当にそれっぽいこと書いてるだけなのか。
    なんならAIもこういうの書くの得意そうですよね。
  • 三鞘ボルコム様、コメントありがとうございます。

    近況ノートに寄せたコメントの確認もありがとうございました。お手間をかけさせてしまいすみません。

    おみくじに書かれていた事はそこまで真摯に考えていないと言いますか、遊び半分に受け止めているので、思ったより真面目な助言が届いて驚きました。欠点が行き過ぎているのもそうなのでしょうが、個人的には多いのがなぁ、どうしようかなぁといった感じです。
  • 菅野事案さま、コメントありがとうございます。

    うちの近くの神社だけなのかもしれませんが、おっしゃる通り中々踏み込んだ内容ですよね。誰かと一緒に行けば書かれている性格の違いや内容を笑い合うことも出来たのでしょうが、その時はあいにくと一人でした。残念。

    ちなみに書いた人は地域の法人団体の方だそうです。おみくじのすみっこに書いてありました。
    でも、AIにおみくじや占いをさせるのも面白そうですね。なんなら、それで一本お話が書けちゃうかもしれません。
  • 明けましておめでとうございます。

     聡明な方なのは地の文章の丁寧さから存じ上げておりましたが、情熱的で衝動的、わがまま・気転がきかない、は自分の意思がはっきりしている。最高じゃないですか♪長所は短所たり得ますが逆も然りですので無理やり直す必要など無いと思います^^

     占いやおみくじというのは人間をタイプに分け、分類して当てはめるという統計学的な要素が強いので細分化すればするほど当たりやすいのは間違いないですが、別の年の同じ日生まれでも同じ傾向を有するという事の原理が気になりますね。
  • 川中島ケイさま、あけましておめでとうございます。

    そしてうおおおお!聡明!ありがとうございます!(なんて聡明さのないコメント!)
    新年早々、自己肯定感が爆上がりました。長所は短所たりえるというのは本当におっしゃる通りだと思います。このふたつって互いが互いの言い換えですから、やっぱり直さなくていいという気がしてきました。

    統計学って様々な所で出てきますが、まさか占いやおみくじにも当てはまっているとは気づきませんでした。
    言われてみればたしかに参照されているのは生年月日で、生まれた年については書かれてなかったんですよね。そのあたりどうなってるんでしょう?私も気になります。
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