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近況報告。透明感とは。

学園アイドルマスターに登場する、花海咲季(花の海が咲く季節、名前がもう美しい)というキャラクターをご存じでしょうか。

最近の私は彼女に憧れてしまい、それだけの理由でほぼ毎日筋トレをする日々が続いています。ちなみにスマホの要領の都合で学マスはまだ遊んでいません。新しくスマホを買い替えるまでこの修行僧のような日々は続きそうです。

だいこんです。

数日前にのどのみが痛い風邪になってしまい、一方で体の方はまったく元気という奇妙な症状にかかってしまいました。本当にピンポイントで喉が痛いだけです。今は市販薬とイソジンとマヌカハニーののど飴とを総動員して殺菌に務めています。

だらだらと前置きを書いたところで本題。

私の小説に「透明感」や「爽やかさ」を感じて頂けた読者の方がコメントしてくださったので、今回は個人的に影響を受けたのかなと思う作品などの話をします。


まずその単語を頂いてぱっと思い浮かんだ作品は、『BLUE REFLECTION』シリーズ(ゲーム。ジャンルはRPG。他、アニメも有り)でしょうか。これから話していきます。


検索したら画像などが出てくると思うのですが、BLUE REFLECTION(ブルーリフレクション、長いので以下“ブルリフ”と呼称します)はキャライラストが美麗です。
等身大の少女がもつ強さ、脆さ、淡い透明感があって、イラストレーター界隈に詳しい方であれば、岸田メルという方の名前を耳にしただけで反応を示す方も多いのではないでしょうか。本作およびシリーズに登場するキャラクターは、すべて岸田メル先生が手掛けられています。

どうしてキャラクターデザインの話から入ったのかというと、私の入り口がそこだったからです。

シリーズ第一作目である『幻に舞う少女の剣』のパッケージを店頭で見かけた時は、その突き抜けるような青さに一瞬で目を奪われました。(記事の最後に画像を添付しましたので、そちらからご覧ください)
作中の季節はいずれも夏なので、今の時期に見るとまた清涼感がプラスされるのかなと思います。

キャラクター同士のやり取りは等身大に近かかったり、ただ自分としてはやたらフェチズムが爆発したイベントが多かったなというのが大きな印象ではあります。それでも意外性のあるお話から思わぬ方向に話が転がったり、切ないお話もあったり……中には生々しく、心を抉るようなエピソードがあったりもします。

そのあたりのエピソードは特にアニメ化作品である『ブルリフ澪(れい)』に顕著で、ゲームとアニメの続きである『ブルリフ帝(たい)』にも見られます。それでも地の部分にある儚さ、淡さは失われないところがとても好きです。

それからブルリフはよく、BGMが魅力的な作品として名前を上げられることもあります。私も小説の執筆中、特に『ティアドロップ;オンステージ』を書いている時は作業用に聞いて場面のイメージを膨らませていました。

中でも作品のタイトルをそのまま当てはめた『BLUE REFLECTION』という楽曲は、是非一度耳にしてほしいと思います。穏やかで切ないピアノの旋律に混じって踏切の音や話し声、車の通る音が聞こえたりと、環境をこれほど上手く落とし込んだBGMはなかなか聞いたことがありません。

他には『OVERDOSE』、『積み重ねてきたこと』、『瓶詰め手紙が繋ぐ空』、『水面に移るしけた顔』、『黄金律アンチノミー』、『それでもわたしは続くから』……などなど、魅力的な楽曲がたくさんあります。


思えば私の筆致には、ブルリフの文脈やシナリオから受けた影響のほかに、作中の音楽から流れ込んできたイメージもあるのかもしれません。
もちろんそれはブルリフだけに限った話ではないと思います。他にも影響を受けた作品はいくつもあって、中には過激であったり、大人向けの作品から刺激を受ける事もあったので。

ただ私の文章や描写の仕方に透明感とか、爽やかさというエッセンスが含まれていたのなら、その源流は間違いなくブルリフであり、この作品から受け取った儚さなのだと断言できます。


最後に少しだけ、ブルリフシリーズで気に入ったキャラクターを紹介します。本当に少しだけ。


・駒川 詩(こまがわ うた)
登場作品:BLUE REFLECTION TIE/帝(ゲーム)、BLUE REFLECTION RAY/澪(アニメ)、BLUE REFLECTION SUN/燦(スマートフォン向けゲーム、現在はサービス終了)

ボブカットの黒髪に切れ長の瞳、白を基調としたロングスカートの制服が特徴的な、様子のおかしいドM。ただしサディスティックな一面もあり、人が苦しみにあえいでいる姿を見て興奮する。自分が痛い目にあっても興奮する。
演じる声優様による妙に粘っこい、それでいて攻撃性をはらんだお芝居は一聴の価値あり。

彼女に関わる事情を端折ってものすごく端的に言い表すなら変人であり、作中では場をひっかきましたり、欲求を満たすために誰彼構わず挑発したり、他キャラクターの地雷を容赦なく踏み抜いたりと好き放題。

そんなキャラクターに泣かされた人間が、ここにいます。


・瀟 美岐(しゃお めいちー)
登場作品:BLUE REFLECTION SUN/燦(スマートフォン向けゲーム、現在はサービス終了)

腰にかかるくらいの黒髪ロング、左の横髪を耳にかけている。紺色の制服に白い襟元、浅葱色に近いスカーフ、ひざ丈程度の白いスカート。他人を寄せ付けない雰囲気を纏い、性格は人にも自分にも、厳しい絵に描いたような堅物。しかし猫のように丸みを帯びた瞳が可愛らしい。

私の性癖の都合上、こういった容姿のキャラクターばかりを好きになってしまいます。

これはまったくの余談になるのですが、私の作品『ティアドロップ;オンステージ』の主人公である氷見坂瑠稀と容姿がかなり似通っていたため、一年前にブルリフ燦がリリースされた当初は一人勝手に戦々恐々としていました。

2件のコメント

  • こんばんは。

    なるほどなーって色々納得。
    私はJRPGをほとんどプレイしなくなってて、ブルリフもプレイしたことはなかったんですが、紹介していただいたサントラ聞いてみたら、なるほどなってなりました。
    ティアドロップがゲームだったらこんな音楽使われそうっていう。

    そしてやっぱ何よりしっくりくるのは、岸田メルさんのキャラデザですよね。
    だいこんさんの書く世界のキャラって確かに、こういう等身高めで線が細いキャラデザのイメージになりますね。

    アニメのブルリフ見てみたくなりました。
    ニコニコ動画のdアニメストアが復活したら早速見に行ってみます。
  • 菅野事案さん、コメントありがとうございます。

    ブルリフの音楽は本当に聞き心地が良いですので、聞いてくださって嬉しいです。『ティアドロ~』の方もBGMがあるとすれば、ああいった感じになるのかなと思います。

    私も実際にイラストが描けるわけではないのですが、岸田メル先生のデザイン力はキャラクターの容姿を考えるうえで、やはり大きな影響を受けています。
    等身の高さや線の細さはおっしゃる通りまさにといった具合ですし、それが読んでくださる方の中にイメージできたら嬉しいですね。

    アニメの方もお時間があれば是非とも。
    割とスロースターターな面があるシナリオなのかなと思いますが、それによって引き立つ部分もありますのでお楽しみに。
    ちなみに作画に関しては……広い心を持っていただけたら幸いです。
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