有音 凍

　恒星間国家〈共生知性体連合〉に暮らす「龍骨の民」――彼らは、生きている宇宙船と呼ばれる艦船（フネ）型の生命体です。 　そんな種族に、破格のスケールを持つ赤ん坊が誕生しました。…

素数に取りつかれた、ごく普通のサラリーマン・有音。 子どものころに抱いた「数には地形があるんじゃないか」という妄想は、大人になっても胸の奥で燻り続けていた。 ある日、AI〈ノイマ…

AIは、もう“ただの道具”じゃない―― 評価者として、感想を求め、人格として会話する創作論 創作の現場で、名古屋弁を話す擬似人格「ノイマン」との対話を通じて見えてきたのは、 思…

本作は短編「かわいそうな剣～剣視点で見る、勇者という災厄～」をベースに大幅加筆したものです。 1-6話にて、ぼく（剣）と勇者さまのアホ四コマ漫画風味で世界観を示し、 7話から、剣…

短編SFです。 私たちの体に宿る宇宙――そこには、三十七兆を超える“生命たち”が共に暮らしている。 彼らはそれぞれ異なる役割を持ちながら、秩序のもとに一つの帝国を築きあげていた…

2025/04/29　最終改稿完了。 完全無欠の最終社畜・マサトは、 「仕事をしている限り死なない」――という、もはや加護か呪いか分からぬ異常スキルを授かり、異世界に投げ込まれ…

※本作は連載小説になりました。 https://kakuyomu.jp/my/works/16818622173454091970 ぼくは、ただの鉄の剣でした。なのに―― 勇者…

三十七兆の命が、いまこの瞬間も戦っている――人体小宇宙なSFです。