今月は文学性の女9と10が書けて本当に良かった。
看護師トキトオさんは、如何にして患者の男に殺意を抱くに至ったか。殺意について書いていると色んな人の事が頭によぎる。何名かの友人に殺意って持ったことある?、と聞いても「いやぁ、無いかなぁ」と言っていた。殺意とかあんまり持たないのかも知れん。でも思い出してみてほしい。一つや二つ、あるじゃろ(勝負下着みたいに言うやん?)
文学性の女
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888588759お時間空いた際にご一読いただけると幸いでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
注目作品レビューgoodレビュワーに選ばれて嬉しかった。公式ページに自分の名前が載ると、カクヨムの片隅にへばりついた乾燥した味噌汁の大根みたいな自分でも、ちゃんと認識していただけてるんや!ってなって嬉しい。レビューは犬怪寅日子さんの『かこいち、きゅうてい、あいしあう』という作品で、これはもうすごく良くて、皆さまにお薦めするレビューとして「よし!」をいただけた事が誇らしく、感極まった。一言でいうとかたじけない、という事であります。
かこいち、きゅうてい、あいしあう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889370151ラムネ派紅茶党日記
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887686937レビュー内に書いた、僕が新幹線で読んで涙目になったエッセイは、ラムネ派紅茶党日記の中にある「公募に落ち続けるだけの人生について考えてみた」という文章でした。何でそんなにグッときたのかたまに読み返して考えてるんだけど、ちょっと一言じゃ言えない趣深さがある。もしかしたら、公募に落選し続けても挑戦する姿勢にものを書く人の矜持のようなものを感じたからかも知れないし、単純に気の毒だという僕の身勝手な感情移入なのかも知れないし、公募に応募した事がない自分の臆病さに気付いたからかも知れないし、マクドナルドが美味しいからかも知れないし、台風が逸れて僕が住む周りだけ運良く停電を免れたからかも知れない。ん? 色々混ざっている。二日酔いで脳がビール太りしている(と書くと犬怪さんっぽい感じになる) 紹介の文章が途中で砕けてしまったけれど、以下URLの文章はそうではない。是非ご一読をお勧めします。
公募に落ち続けるだけの人生について考えてみた
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887686937/episodes/1177354054890123893その他にも、高校生の小説にレビューを書いたら公式さまから「うむ、カクヨム推し活にお主当選な」と、ぬいぐるみトリストラップをいただけるとの事でした。こちらはレビューを一行しか書いてないし、ランダム抽選であったのかなぁと思う。高校生の小説が面白いっていうことは8月まとめにヒステリックに書き殴った訳だけれども(そんなにヒステリックに書いてない)、ご褒美までいただけるとは思わなかった。まだ届いてないけど嬉しい。作者さまとお揃いとの事で、これで僕は合法的にJKとお揃いのストラップをぶら下げる権利を得たことになる。いや、女子かどうかは知らんけど。JKって書いていいのかな。ご本人が不快に思われたら申し訳ない。女子高校生って書こう。ああ、逆にダメだ。四十代の男性がそういうのを書くとぐっと犯罪性を帯びてくるからダメだ。生きていて良いんだろうか。焼肉食べたいから生きるね!!
車輪の支配者 (著者 遠野リツカさん)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890752513僕が読んだ中でピカイチの作品だった。ランキング15位くらいから読み始めた気がする。是非一度読んでいただきたい。同じ作者さまの他の作品も面白かった。瑞々しさってこういうのだろうな、って思う。僕の場合はヌルっとしている。水っていうか、脂だよね。ピザを手で食べながら拭かずにコーラを缶のまま飲んだ時の、ぬめり的なアレです。最近自虐が激しい。生きてていいんだろうか(いいよー)
『天気の子』を観た。僕は新海監督の作品を結構欠かさず観ていて、有名な「秒速5センチメートル」にはちょっと厳しい目を向けていたんですけど、言の葉の庭から君の名はまでで「なんか……すごいっす……」ってなって、天気の子で土下座な感じになってしまった。「君の名は」の大ヒット無くして「天気の子」あらず、という気がする。大ヒットって死語っぽいけど、まだ生きてる。呼吸をして、生きようとしている。わたしのお腹の中で。ああそうだな。名前は男ならシンジ、女ならレイと名付けよう。適当に迂闊な事を書くと殺されるから気をつけようね。
荒ぶる季節の乙女どもよ。を結局最後まで観てしまった。超絶ウルトラ可憐頬美麗足天才努力家美人実力派声優雨宮天さんが所属するTrySailのメンバーもちょが声を当てていたから観ていた。そしたらよー、百合役でござったよ。チャラ男にめちゃくちゃにされて「てめーぶっ殺してやる!」って五万回ぐらい言って欲しかった。拙者、もちょのガチギレが欲しい侍ですので(とか言ってるからサイン会に落選するんだろうなって今思った) でもお話しはとても良かった。面白かった。
キタハラさんの『情事のない日曜日』を観劇しに行った。それに伴って、カクヨム界隈で繋がっていただいた方々とお会いする事ができて、とってもとっても楽しかった。自分の文章を書き小説を公開する、というのは概ね魂の開示じゃないかってくらい、初めてお会いした感がなかった。物理的に(肉体的にって書くとアレなので物理的にって書いたけどなんか違うけどそのままにしておく)会う前に文章を通じてとっても深い自己紹介をしていたようなものだ。みんな文章の通りだった。僕もそうだと言われたから、そうなんだろうと思う。どうなんだ、って今、自分の文章を読み返して他人がどう思うか自己判断プログラムを走らせてみた(かっこいいなぁおい)けど、自分じゃ全然わからない。ちょっと下衆っぽい感じが上のもちょ関連から臭ってきそうな気がする。やや正解です。本当にありがとうございました。男ならシンジと名付ける(だから迂闊に書くなって) キタハラさんに直接感謝の気持ちをお伝えできて良かった。劇も凄かった。元を読んでから行ったのだけど、その脚本を生身の人達が演じると、文章が文字通りどっこいしょって「立ち上がる」感覚がする。立ち上がると立体的になって、影がついたり、奥行きが出来る。そのスペースで人間が何をするか、を観るのがとても面白かった。文章だけでは伝わらない何かがそこから得られた気がする。大変な熱演だった。観れて良かった!
情事のない日曜日(著者 キタハラさん)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886577963今回も長いまとめになった。
ちゃんと十月も書こうね(書こうね)