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政治言説を乗り越えて旅をする、生きて行く。


なんとなく最近は虚無な気分だ。倦怠感やら脱力感もあるね。700キロの高速移動を往復する予定もある。内田先生の如く行きは一等のグリーン車で、帰りは「帰る用があるから三等車?」まぁ自由に気侭に楽しめばいい。

期しくも内田ヒャッケン氏のあほう列車を一巻読み終えた。気楽な鉄道旅行記だ。まぁ無用の用を楽しむ花鳥風月だね。

折角鹿児島までの道すがら郷里の備前を過ぎ、海沿いの呉線に乗り換えて広島に着いたヒャッケン先生だったが、1950年あたりといえばまだ原爆の傷跡深しだった筈でその原爆ドームを眺めても感慨は書かない。戦時中、空襲で焼け出され小屋暮らしを強いられた先生であるのに。多分に抑制を効かせた筆となったのか、それとも政治的言説を極端に嫌い、無視に徹した諦観の極みだったか。

まぁそんな何でもかんでも政治批判とかでない自由な旅が「アホウ」なわけでそれに徹する先生も気概は大したものだ。

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