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一つ目の山

 みなさんこんにちは。寒いです、日本は。でもカクヨムやってる人って、みんな日本にいるとは限らないんですね。もしかすると今めっちゃ暑いところに住んでいる人もいるかもしれない。金星とか(?)。

 さて、現在私が連載投稿しているダーク・ファンタジー作品、『殺戮のダ-クファイア』が、本日投稿分で一つ目の山を登り終えました。楽しんでもらえていたら嬉しいです。

 一つ目というからには、いくつか山があるのでしょう。私の頭の中では、どうやらこの物語には三つの山があるようです。そして三つ目の山で起こる出来事が、私が一番表現してみたい情景、この物語を書き始めたきっかけとなるイメージとなります。そこで起こる出来事を目撃できれば、この『殺戮のダークファイア』というタイトルをしっくりくるものとして捉えられると思います。

 三つの山にはそれぞれ印象的なイメージを持っています。そのイメージに向かって話を進めていくのが、僕の仕事です。
 僕は頂上で見える景色がどんなものなのかは知っていますが、そこまで登っていく道のりはまだ知りません。その都度手探りで進んでいます。
 そして、三つ目の山の頂上まで登った時、その後どういう結末をつけるのかは、まだ決めていません。きっとこれからのリュナとエルピスの二人の旅を見守っていくうちに、結末はおのずと見えてくるんだと思います。作者でありながら、読者さんとほとんど同じような目線で進んでいます。

 かなり抽象的な説明ですが、この作品自体抽象的に表現しようと思っているものなので。読む人の感覚によって見える景色が変わるような。
 物語を「理解する」というより、情景を「感じて」楽しんでもらいたい作品です。

 毎エピソードのタイトル名ですが、肌触りだったり色だったり、必ず五感のどれかに関連したもののイメージで(ノリで)つけています。キャッチコピーで「五感で味わうダーク・ファンタジー」を謳っているぐらいですからね。一度「反吐のような~」というエピソード名をつけて投稿したことがあるのですが、自分で改めて眺めてさすがにそれは変更しました。
 毎エピソードの文字数をもう少し増やしてもいいと思うのですが、できるだけ簡潔に(凝縮させて)書きたいっていうのもあって、わりと少なくなっていますね。ちなみに既に読まれた方はわかると思いますが、『瞬く星々』というタイトルエピソードの文字数が、めちゃめちゃ少ないですね。こちらのデータでは361文字と出ております。これは、その場面の情景で余韻を出したかったんですが、その後すぐ悪役の視点に切り替わってしまい、そのまま続けるとせっかくの余韻が切断されてしまうと思ったためです。デザートのメロンを味わった後すぐにサンマの塩焼きは食べたくないですよね?

 と、長々と自作について語ってしまいました。ただこうやって作者が自作についてリアルタイムで語れるというのは、WEB小説ならではだと思います。

 それでは、今年もあと10日、楽しんでいきましょう。

3件のコメント

  • さかたいった 様

    こんばんわ、初めまして。
    さいとうみさき(R)と申します。

    今度は「その女、二十五歳にして初めて牛丼を食べる」お星さまやステキなレビューいただきありがとうございました。
    まずは御礼までに。

    読んで下さりありがとうございました。

    みさきR
  • さいとうみさき様

    はじめまして。
    さいとうみさき様には、みさき(R)さんと、みさき(S)さんがいらっしゃるのですね。ご夫婦で力を合わせて創作活動をしているなんて、すごく素敵です。

    『その女、二十五歳にして初めて牛丼を食べる』は、とても私好みの作品でした。自分ではあまり書かないのですが、ユーモアのある日常系の話がすごく好きなんです。読んでいる途中からもう、レビューを書かずにはいられない心境になりました。

    今後ともよろしくお願いいたします。
  • 涼風沙羅さん
    こんばんは。

    他人様の作品のレビューを書く時は、いつも悩みます。
    失礼にならないような、それでいてその作品に合った少し切り込んだようなものにしたい。普通に30分以上かかって書いたりしますね。
    少しお茶らけたところのある作品になら、少しラフなタッチでもいいと思うんですが、『断罪の紅き華』はその隙がありませんからね。レビューを気に入っていただけたなら恐縮です。

    自作の話になりますが、作品募集期間があと20日程度しかないにもかかわらず、未投稿分を合わせてもまだ5万4000文字ぐらいしか書けていません。10万文字に全然足りていない。やべー、やべー、と毎日呟きながら四苦八苦しております。無謀にも去年の12月から書き始めた作品です。それでも、フォローしている作品は読みに行きたい。目が回りそうな毎日を送っています。

    『断罪の紅き華』は、現代ファンタジー部門に参戦中ですよね? テンプレ作品が散らばる中一矢報いる作品として、カクヨムの歴史を変えてもらいたいです。
    お互い頑張りましょう。

    今後ともよろしくお願いいたします。
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