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雨藤フラシさん『花のをすくに』レビューを書きました。

ご無沙汰しております。
本当にもう、あちらこちらに不義理を働いておりまして、お恥ずかしい限り。
「生きております」とまめにお知らせすべきなのです、私は……


折よく、人間の生死が絡んだホラーを読ませていただいておりました。

雨藤フラシさん『花のをすくに』
https://kakuyomu.jp/works/16818093081587509325


秋保は長らく、雨藤さんの書かれる文章のファンを自称しております。
今回も素敵な文章でした。至福。
その嬉しさがとちくるったレビューに反映されております、ご寛恕ください。


そして以下はレビューには書けない、個人的な感想。
『怖い』は『知らない』『分からない』の延長線にあるのかもなと思った次第。






物語の途中からすこしずつ、いろんなものが明かされていきます。
祭原一族が病院を運営している理由。
そして、兄様の『正体』と『目的』。
自分たちの正義だけを掲げる恐ろしさも目の当たりにしました。

一等驚いたのが神主さん。
この人、めちゃくちゃ狂気の人で怖い。ぞっこんも度が過ぎるとやばいとよく分かりました。
頭が良くて、「どうすれば真人間に見えるか」を分かっていて、かつ実行しているだろう人だから…… なお怖いのですよね。
殺されるべくして殺されたのだと思いますよ、誰かさんは。

夫婦繋がりで触れるなら、駐在さん。
この方については一件落着で本当に良かった。
「ゆっくりでいーよ」がとても美しかった。

兄様も目的を果たせて良かったと思います。

ただ、ね。
この先、美登里ちゃんがいろいろな事を理解した時に、また『怖い』ことになるのではないのかな、と。
ものすごく苦いものも感じるのです。
兄様がまた力業で解決してくれると願っていいのかしら……


久しぶりに、毎日の更新を楽しみに過ごせました。ありがとうございました。
2周目いってきます!

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