蜜柑さんの新作だヒャッハー!で読みました。
当然のようにレビューも書きました。
冬村蜜柑さん『大奥は花の錠前で護られて』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653988706857以下、レビュー外の叫び。
蜜柑さん、これはズルいよ!
今回は和風で百合だ、と読み始めたわけです。ご婦人の回顧録か、と読み進めるわけです。
なのに途中で頭の中で舞い踊るクエスチョンマーク。「北山様、貴女は誰ですか?」と。
もちろん、最終話(の手前)で誰かは気づくのですが、彼女の恋心がわっと発露した瞬間がね。
ほんとにさぁ! これがズルいのよ! ズルかったよー!
カノマジョで顕著に感じたのですが。
蜜柑さんの物語は、全体的にするすると読みやすいから、だから尚更ガクッと心揺さぶられる瞬間の揺さぶられ度が高い。強いと思うのです。
今回のあの瞬間も、思わず呻いたほどの衝撃。
その後からが本番でしたよね。そこまではただのオープニングでしたよね。
だから、ここで終わっちゃうの?終わっちゃうの!?という戸惑いが… 無かったとは申しません。
落武者とか、母様方とか、気になる事はゴロゴロゴロゴロ転がってますから、気が向かれたら続きをお恵みくださいませ。
富士の山、着物や季節の行事の描写にもワクワクさせていただきました。
楽しかったです、ありがとう!!!!!!