こんばんは、白猫なおです。週末恒例の? 短編小説を投稿させて頂きます。
前向きな青年を描いた小説になっているはず? ちょっとお馬鹿な主人公ですがよろしくお願いします。
【廃嫡王子少年期】
俺の名前はチャックウイル・アンダーソン。
昨日まではただのチャックウイルだった。
母ちゃんが死んじまって、急に親父だって名乗る男が家にやって来た。
見た目が余りにも俺とそっくりだったから、父ちゃんだって疑いようがなかった。
だけど迎えに来た馬車の中で、なんで姫じゃないんだって言ってた。
俺の親父は女好きの様だ。残念。
そして弟が出来た。
あんまり似てない気がするけど、俺の弟だって。
「よろしく」って握手したら、その後ハンカチで手を拭いてた。
確かに俺風呂入って無かったからな。汚れてたよ、ごめんな。
俺の部屋に通された。
スッゲー広い部屋。
だけどちっとも嬉しくない。
これからは王子として沢山勉強しなくちゃならないんだって……
そんな生活嫌だな……
いつかまた母ちゃんと暮らして居た様な生活に戻りたい。
それが俺の夢になった。
自由を取り戻せれば良いなと思う。
いつか必ず……
叶えて見せるぜ。