こんにちは、白猫なおです。
短編小説『モブだと安心していたらこんな事になるなんて!』を投稿します。
少し短めですが楽しんで頂けたら幸いです。(=^・^=)
連載小説の魔法使いの子育て奮闘記も宜しくお願いします。
ではエピローグSSです。
【天才少女の日常】
オリビア・ファステリは辺境伯の娘。
毎日転生生活を楽しく謳歌している。
朝、早起きをすると、先ずは庭へと向かう。
自然が多くあふれる辺境の地では様々な花々が咲き乱れ、薬草も豊富だ、それは領邸の庭でも同じだった。
オリビアは毎朝庭師の下へと向かい、庭の手入れや野菜作り、そして薬草づくりを手伝って居る。庭師とは気軽に話せる間柄だ。
「お嬢様、今日はトマトが食べごろだ。夕飯にはこれを使うと良いさ」
「有難う、シェフと相談してみるわ」
朝食後は勉強の時間だ。
オリビアには専属の家庭教師が付いている。
けれど勉強は前世の知識のお陰で随分と進んでいる。
その為家庭教師とは良く世間話をする。
「先生、この前の薬草クッキーのお味はいかがでしたか?」
「ええ、大満足な味でした。お嬢様は魔獣討伐の方はいかがでしたか?」
「はい、先生から炎の魔法を教えて頂いたので、オークをやっつけることが出来ました」
「オ、オーク……?」
「はい、集団でしたので魔石がザクザクでした」
そしてオリビアは午後からは料理をする。
厨房に行き料理長であるこの屋敷のシェフと今夜のメニューを相談する。
「シェフ、今日はトマトが沢山あるのでミートソースを作りたいと思います」
「おお、またお嬢様の新しい料理ですね、楽しみですなー」
「はい、沢山作って皆で食べましょうね」
オリビアはやりたい放題でこの転生した世界を楽しんでいた。
まさか天才少女と注目を集めて居るとは思いも知らないで……