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短編小説を投稿いたします。

こんばんは、白猫なおです。
いつも応援ありがとうございます。(=^・^=)

婚約破棄物の短編小説を投稿いたします。お時間あると気のでもご覧ください。

【プロローグ】

 僕の名前はオリオン・エレティックです。

 僕は今馬から落ちました。

 馬術の練習中の落馬です。

 最後に見えたのは馬術教師と、使用人たちの青ざめる顔でした。

 だって僕はこの国の王子だから、何か有ったら皆が責任を取らなきゃならない。
 
 だけど……ごめんね。

 僕神様に呼ばれているみたいなの……だから行かなくちゃならないんだ……
 誰か皆の事を助けてくれないかな? 

 神様お願いします。僕は天国に行くから、だからどうか皆を助けて!


☆☆☆

 目が覚めると見慣れないベットの上だった。

 俺は高校生、名前は……何だったかな?

 自分の事が思いだせないのは頭が痛いからだろう、それに酷く体もだるい、インフルにでもかかったのか?

 取りあえず起きて熱が無ければ学校に行かなきゃだよな……

 あれ? 今日って何月何日だっけ?

「オ、オ、オ、オリオン様がお目覚めになられましたー!」

 急に目の前に美人が現れたと思ったら、大きな声で叫び声を上げてどっかへ走り出して行った。
 
(あの人誰だっけ?)って思いながら起き上がろうとしたところで、自分の体の小ささに俺は驚いた。

 もしかしてまだ夢を見てるのかって思いながら頬をつねる、痛い、夢じゃない。
 それにずっと痛みがある頭を触ってみる、痛い、ものすっごく痛い。

 俺は重い体をベットから引きずって、何とか抜け出すと鏡の前に向かった。

 そこには銀色の髪をした燃える様な赤い瞳の超美少年が立っていた。

(はい! 転生キタコレー!)

 その後俺はにやけた顔のまま鼻血を出してその場に倒れ、駆けつけた両親や医師や使用人たちを大いに慌てさせる事になった。

 俺の新しい名はオリオン・エレティック。

 大国の王子だ。

 何それ最高! よっしゃー! チート爆発させるぜっ!

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