金糸雀

フィクション、エンタメとしてのホラーは好きでも、日常的な場面で「怖い」と思う場所、もの、コト、シチュエーションはある。そういう、自分にとって「怖い」アレコレについて徒然と語ります。

ティラムミル様（http://tira.client.jp/）からいただいたお題「怪談好きさんに捧げる百のお題」を使用して、百物語形式で怖い話を書いて行こうという試みです。 本…

いつものやつです。 自主企画「300文字の死」に寄せて。

初盆なので思い付きでキュウリの馬を作ったら、父が帰ってきた。 まさかホントに来るとは思わなかったんだけど……いつあっちに戻るの？ 第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。

天文サークルの新歓コンパで知り合った彼女は、眠り病を患っていた―― 第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。

ある夜九時過ぎに知らないおじさんが来て五千円をくれたのだが、その五千円は一体何なのか……？

あることがきっかけで十数年没交渉だった妹の沙希が死んだという知らせを受け、急ぎ葬儀に駆け付けた「私」は、沙希のことを思い出していた。 私に対してだけやたらと負けず嫌いだった、沙…

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、 東京に住む「私」は毎日リスクを承知で通勤を続けている。 一方で、大学卒業後に実家に戻った引きこもりの弟は、 「引きこもりの俺勝ち組」などと…

性癖：正反対、ゆえに仲がこじれたり運命が分かれたりする双子 性癖：ちょっと意味不明な名家のお家ルール 【第二回性癖小説選手権参加作】 旧華族にして財閥の長、御厨家には才色兼備…

ふと気付いた時には、娘とふたり、 季節外れの彼岸花が咲き誇る河原にいた「私」は、 どうやらお散歩に出たところ、 普段来ないようなところに来てしまったようなのだが……

なにかとものを見失いがちな「私」は、 家の鍵を見失ったので鍵を掛けずに出掛けていた。 そうすること一週間、 会社から帰ると何者かが部屋に入り込んだ形跡があって―― 第一回芦花…

都内近郊C県の国立大学に勤務する「私」は附属病院事務部に異動するが、そこではまことしやかな祟り話が噂されていて…… 第一回芦花公園百物語参加作品。 ※実話風怪談ですが実話の要…

異常気象に続き、全国的に桜が開花する気配がないと報じられた春、 「私」は父に半ば強制されて実家に戻った。 倒れて入院した母の面倒を見て、父と弟の世話をするために。 弟の貴志は引…

性癖：傲慢拗らせ系引きこもりが酷い目に遭う 性癖：きょうだいの確執、暴力 令和二十年、引きこもり問題は更に重大な社会問題となっていた。 全世帯の四分の一は一人以上の引きこもりを…

【KAC20202参加作品】 トレッキング中に道に迷い、元の道に戻る方法もわからず途方に暮れていたところ、集落に行き着いた。そこでは客人として歓待され……

【KAC20201参加作品】 部屋を片付けられない私は、四年に一度引っ越しをすることで歯止めの効かない汚部屋化にリセットを掛けている。今年はその、四年に一度の年であるのだが……

第一回こむら川小説大賞について、このネタの出所は何、とかそういうことは近況ノートかTwitterに書いていますし、私の自作解説とか需要ないのでは、とは思いましたが、とにかく自分自…

怠惰な暮らしを送る「俺」が寝苦しくて目を覚ました時、 左膝に女のものと思われる口が出現していることに気付く。 口はぱくぱくと動いて喋り、 「生まれて来られなかったあんたの双子の…

ある日、一年後に隕石が衝突し、それによって人類は滅亡すると伝えられた。 人々がパニックに陥る中、宇宙船を建造して 選ばれた人々が外宇宙へと旅立つ計画も併せて発表された。 日本人…

関東で暮らして20年になる私は、 引きこもりの兄に会いたくないという事情もあり 実家からすっかり足が遠のいていたのだが、 北海道新幹線の開業を機に、実に6年ぶりの帰省を思い立つ。…

お話づくりと文章の書き方の練習として、 三題噺スイッチ改訂版様　 https://mayoi.tokyo/switch/switch2.html　 こちらのサイトから出された…

隣で寝ていたはずの私の彼は、ある朝、 巨大なナメクジへと変貌を遂げていた。 「ナメクジに小便掛けて殺したバチが当たったのかなぁ」 彼氏だったモノは言うが、それは違うと思う。 …

ある夏の夜の夢、僕は、 誰もいないはずの部屋の中で、 何者かの声が聞こえることに気付いた。 その声の主の正体とは……

俺は、ある神社に参拝するため、険しい山道を登っていた。 絶対に叶えてほしい願い事があったからだ。 しかし……

他人の願い事ウォッチングが趣味の私は、 大学の七夕祭の笹飾りを見に来ていた。 みんな、いろいろな願い事を書いている。 しかし、七夕には本来、何を願うのが正しいのだろうか。