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読んでいて学んだことの3。 231130

どうも。最近自分は興味を惹かれる謎とそうじゃない謎の違いについて考えていました。作品によってやはり興味の湧く湧かないがありまして、何が違うのかを知れば自分の大幅なパワーアップになるのではないかと思ったわけです!
そう、『謎』!短編とは重要さが大違いですね。謎は大きく二つに分けて「どうして?」と「どうなる?」の2種類だと思っていまして、続きを見たくなる動機に直結するんですよ。
話を戻しまして、興味を惹かれる謎とそうじゃない謎の違い。色々と読んで見えてきました!作品の面白さや謎そのものの優劣についての話では無いので、よければ聞いていってください。

まず『謎』はダンジョン内にある鍵のかかった宝箱だと思ってください。
何かありそう!何があるんだろう?開けたい!でも開けられない!これが『謎』です。この際実は中身なんて関係無くて、宝箱を開けること自体が読者の目的になってます。そもそも読者は物語に触れたくて読みに来てるので、最初から宝箱を開けたい意思を少なからず持っているんですよ。
なので謎そのものの優劣では無いんです。

さて。目の前に宝箱があって鍵がかかっています。謎は今すぐに解けないということです。
そして『謎への興味』とは、この鍵を探しに行きたい欲求だと自分は思ったんですよ。
さっきも触れましたが、そもそも読者は最初から読みに来ているのでその欲求はあります。そうじゃないとカクヨムに来ないですからね。
そうなんです!つまり作者がやるべきことは、読者に欲求を与えることじゃなく、読者の欲求を削らないことなんですよ!このことを閃いた時自分は全身に電流が走ったような感覚になりましたね!

では、欲求を削らないとはどういうことか。
宝箱には鍵がかかってて、鍵はどこか。よし探すぞー!となった時1番萎えることはなんでしょうか。
それは、鍵を探すためにどうすればいいのかが分からない時です!
分かりづらいので先に結論を言いますと、興味を惹かれる謎とそうじゃない謎の違いは『謎の解明の導線がしっかりしているかどうか』だと考えます!
鍵のかかった宝箱だけあって周りに何も無かったら「気になるけど開けられないんだ。じゃあやめておこうかな……」となりかねません。こうなると欲求が途切れてしまいます。
しかし『鍵はこの道を真っ直ぐ!→』みたいな看板が横にあればどうでしょうか。とりあえずその看板について考えますし、なんなら従うこともありますよね。その時点でまだ興味が惹かれています。少なくともそこまでは欲求を途切れさせないことに成功しました!

つまり謎への興味の違いを産む要因は『コレをしたら謎が解けそう』という導線が用意されているかどうかだと考えます。『解けそう』なのがキモですよ!
色々読んでみて作品を見比べてみましたが、大きな分かれ道はここにあるんじゃないかな〜って思ったんですよね。

では、導線をしっかりさせるとはどうやるのか。
ここまで長々と書きましたが、その割にすごく簡単な話になってます。キーワードは「これをしたら鍵をあげるよ」です!
まず当然ですが『読者の視点』が導線に従います。多くはメインの主人公ですね。その主人公に対しての情報のアプローチが重要になります。
例えば「学年一の美少女に告白された!どうしてだろう?」という謎。そう思っている主人公(読者)に対してヒロインが「今日、家に来たら教えてあげるよ」と言います。このセリフこそが導線です!
つまり『謎』と『謎が解明できそうな条件』をセットにする!『謎』だけをポンと出されては「え……どうすれば解けるの?」となって読者の欲求を削ぎかねませんから。
やはり個人的にスラスラ読める作品はそこら辺がしっかりしてる印象があります!
これも意識しておくとタダでいいことがあるかもしれないですね。


以上。今回のノートは長かったな……。1600文字!思考をちょっとまとめるつもりがいつの間にか2時間くらい経っていました。
この文章まで読む人はいるのかな、なんて思いながら。
読んでくださった方、ありがとうございました!

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