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読んでいて学んだことの2。 231125

どうも。20万字以下の長編を結構スラスラ読めるようになってきました。自分からしたら大きな進歩です!
さて、今回記すのは文章について。正直言って、学んだというより「これは良くないんじゃないかな?」と思ったことを書いていくので、ひょっとしたら反感を買うかもしれません。
というか読んでいてストレスになった文章を愚痴る形になるのかも!?それはそれで学びになるということで。
軽い気持ちで読んでいただければ。

生意気なことを言いますよ!?自惚れと言われればそれまでですが、自分は作品のテンポという点においては相当レベルが高いです!この場合のテンポとは、文字数の少なさに対する展開の濃密さです。7000字の文章を5000字に出来れば7000字よりテンポは良いですよね。そういった文章の効率の話になります。
少なくとも、カクヨムにおいては自分よりテンポが良い作品をなかなか見ない!そんな自分が「この文章、なんだかな……!」と思った文章には似たような傾向があります。

それは、事細かに書いてしまうタイプ!

例えば『あなたから切り出された別れ話は、僕の心を引き裂くのに有り余った。目の前が真っ暗になってあなたのシルエットすら曖昧になる。僕の鼓動が次第に高まっていくのが嫌でも分かった。何がダメだったのだろう、どこで嫌われたのだろう、様々な出来事が頭の中で交差して、僕は膝から崩れ落ちそうだった。いくら探しても答えは出ない。この数秒間がまるで永遠に感じられた。止まってしまいそうな呼吸の中で、僕はかろうじて言葉を捻り出す。「そ、それは、なんで……?」あなたの言葉を待つ瞬間さえ僕の心を締め付け、僕を見る視線に恐怖を感じた―――』
みたいな文章があったとするじゃないですか。まぁぶっちゃけ自分が書いてる文章なので普通にテンポは良いんですが。自分が見てきた文章はもっと……、と、この話はここまでにします。
まぁ、書きすぎですよね!そもそも文章力というのは文章をガチャガチャと書くものでは無いと思います。思いますというか、そうされると読む時疲れる……!

自分が思う文章力、表現力というのは、そうやって説明書みたいに書き連ねる力ではなく、感情を文字通り上手く表現することだと思っています。
それを踏まえて僭越ながら例を。
『あなたからの別れ話を聞いて、僕は深海に叩き落とされたように感じた。悲嘆の海でもがきながら言葉を捻り出す。「そ、それは、なんで……?」処刑台に座る気持ちであなたの返答を待った。』
とすれば!さっきの文章を随分と圧縮できます!

底辺物書きが言うことじゃないんですが、文章力をただ詳しく書くことだと思ってる人ってだいぶ多くてですね。「いや、もっと短くできない!?」と思うことが自分にはよくあるんですよ。
おそらくなんですが、長々と書いてしまう人は、読者を信用しきれていないんだと思います。「たくさん文章を書いて、読者に適切に表現しないと!」と思ってしまってるんだな、と文章から伝わりますので。
事細かに書かなくても伝わるものですよ、というのと、あまり多くを語らない美学もありますよ、というのをここに記して、今回の話は以上とさせていただきます。


はい。ということで。お目汚し失礼しました。
おいおい読まれもしない底辺物書きが何か言ってやがるな!?っていう声が聞こえてきそうです。
個人的には文章力の真髄は短歌・俳句にあると思っています。文字数制限の中でいかに効率的に言葉を配置して、伝えたい情景をどれほど的確かつ最大限に表現出来るか。そういうバッチバチの文章力の世界なので。
自分は荷が重くてやりませんけど!

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