最近自分は『そこにいた幽閉者』を完結させたじゃないですか。それが改めて自分を見つめ直す機会になりまして、色々と考えてるうちに気づいた点がありました。
あの時、あの作品を書いてる時、あの状態のボロボ郎こそが真に†"覚醒"†していると言えるのだな、と。自分の実力をちゃんと取っ掛かりが無く引き出せている感じ。物書きにとっての執筆が舞踏家にとっての舞いだとしたら、あの瞬間のボロボ郎は自分でも満足する出来で、それでいて心から楽しくステージの上で舞えていました。
が、今書いている仮面の作品はどうであろうか。†"覚醒"†してるって言えるのだろうか？そんな感覚は無い……！なんだか気持ちよく舞えていない……！
そう、ボロボ郎は己が力を解放し†"覚醒"†しなければいけないのです。なのでしばらくあの作品は休止します。
まあ、書いてきたものがダメと言うワケじゃありませんが。作品の始まり方もアレしかないでしょって思ってます。でもどうだろうな、故郷を出てからのお話は今後の考え方次第で削除も有り得ますな。
つまり自分は久しぶりに†"覚醒"†したことで今の自分の執筆状況が未覚醒状態だったのに気づいたんです。だからあの作品をじっくり練り直して、真に†"覚醒"†した我が力で貴様ら人間を葬ってやるか……。
自分の†"覚醒"†の条件は、多分ですが『読者に与えたい感覚を得ること』なんですよ。つまりこの作品は何をしたいのかって部分。それが無かったから未覚醒状態が続いていたんでしょう。
ま、インプットですね。自分が何らかの作品から受けた「これ良いなぁ！」って感覚をそのまま『読者に与えたい感覚』としてシナリオ制作において目指す指標にするのが良いのかなって思います。