• 現代ドラマ
  • 現代ファンタジー

展開の数は何で決まるか。 220822

短編企画のものをいくつか読んで思ったのですが、皆さん展開の数は何で決めていらっしゃるのでしょうか。
4000字でも5個くらいの展開があれば、1つの展開に10000字使う作品もありました。もちろんこれは作者の文体の違いも影響しての文字数でしょうけれど、つまりは皆さん展開の数を判断して作られているということです。
ふと、なぜ作品によって展開の数にバラツキが出るのか気になりました。

あまり気にされない部分ですけどね。展開が多いから良い少ないからダメってわけじゃないし、書きたいもの書いてたら自然とその展開の数になった場合がほとんどでしょう。
それなのになんでこういうことを考えるのかと言いますと、今後何かの作品を書きたい時に必要な展開の数を予測できると思ったからなんですよ。
作品がどれくらいの長さになるかの見通しが甘いのが自分の課題というか、いつも終わりが分からなくて「思ったより長くなったぞ!?」と困ったりすることが多いので。

色々考えたのですがテーマと密接な関係にあるんじゃないかなと。
例えば「ツナマヨおにぎりは美味しい」というテーマの作品があったとしますね。
それに対して作者は自分で聞くわけです。「本当に美味しいの?」「鮭おにぎりより美味しいの?」「どこで食べても美味しいの?」「つらい時に食べても美味しいの?」とか何とか。
そしてその質問と答えを展開として作品の中に用意するんですよ。「鮭おにぎりより美味しいの?」なら「ツナマヨおにぎりが売り切れだったから鮭おにぎりを買ったけどツナマヨおにぎりより満足しなかった」という展開を用意したり。

つまり展開の数というのはテーマに対しての質問の数なんじゃないかなと考えたわけです。思いがけず展開の作り方まで分かっちゃったような。
物語を作る時はまずテーマに対する質問を列挙すれば、展開を作りやすいし展開の数が分かるしでいいことづくめ!
このやり方はボロボ郎が師範代の流派、ボロボ流の奥義の一つにしますので、今のとこ誰もいない門下生を募集してます。


以上、展開の数の話でした。雑記行きだなこりゃ。このノートを書けただけでも短編企画やって良かったと思えます。
まあね、分かってるんですよ。物書ける人は無意識にこれをやってるんです。今まで自分が書いてきた創作のやり方も才能ある人なら呼吸と同じように意識せずやっちゃってるんですよね。
物書く才能がそこまで無いのにこの界隈に飛び込んだ自分はこうしていちいち考え出さないとできないわけで。
でもね!才能が無いからって物書きたい気持ちが消える訳じゃないんで!どんどんやっていきますよ!(謎の宣言)

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する