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『完璧を目指すより、まず終わらせろ』―――マーク・ザッカーバーグ。 220307

うるせえ!展開が思いつかねえんだよ!―――あばら骨ボロボ郎。


まあ薄々分かってますよ。完結させた方が読まれやすいってのはね。
拙作の中編も完結させた日にめっちゃPV増えたし、連載中より完結済って書かれてた方がハードル低く感じるし、どうせネット公開だから後でいくらでも修正効くし。

でも「なるほど!完結させればいいのね!」で完結させられるような才能は無いんですわ。
終わりは浮かんでるんですよ?ですがそこまでの道のりががが。
長編ってしんどいんですね。
必死こいて展開考えて、チェスみたいに慎重にキャラクター動かして、足りない頭絞って文章書いても、完結させてないからPV増えない……。だからモチベが下がる……。
あれ?こ、これは……?


完結させてないからPV増えない→モチベ下がって続き書けない→完結させてないからPV増えない→モチベ下がって続き書け(ry


なんだこのループは?!無間地獄!針の山!血の海!
ドボン!と自分は落ちたわけであります。
周りには同じく血の海に落ちてしまったエタった作者様やアカウント消した作者様方がプカプカと浮かんでいました。
自分もとうとう……。

するとその時、上からスルスルと一本の糸が垂れてくるではありませんか。自分は手を叩いて喜びました。
「これを登ればみんなが自分の小説を読んでくれる極楽に辿りつける!」
そう思って自分は手をかけました。極楽まではめちゃくちゃ遠かったですがなんとか登っていました。

さすがに疲れてきたので一旦休みました。ふと下を見ると血の海は見えないくらいになっていて針の山の光がかすかに見える程度でした。

そしてなんと、血の海に落ちていた作者様方が下から列をなしてゾロゾロと登ってくるではありませんか。
このままでは糸が切れてしまいます。

「おい!この糸は自分のだぞ!下りろ!下りろ!」
自分がそう言ったその時、自分の掴む箇所から糸がぶっつりと切れてしまって全員真っ逆さまに血の海に落ちてしまいました。
「うわああああああああ!!!」
ボチャァァン!

糸を垂らしてその様子を見ていたマーク・ザッカーバーグ氏がざまあみろといった顔でこう言いました。
「まず終わらせろ」



以上。なかなか完結させられないねって話でした。

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