先日「午前零時のアリア」が完結となりました。
閉鎖したサイトに載せてあった作品の再掲でしたが、続編のノクターンの最終話には、いつか同人誌にしたときに奥付け付近かカバー裏に書き足そうと思っていたエピソードを追加しています。
もし以前に作品を読んでくださったかたがいらっしゃいましたら、ぜひ最終話の後半部分だけでも覗いてもらえると嬉しいです。
日常の軽やかさや何気なさがありながら、娼館や歌や舞台といった非日常の緊張感もあり、書いていてとても楽しいお話でした。
個人的にはリリィがお気に入りでした。
もう一歩踏み込んだ描写をしてもよかったのかなとか迷いつつ、結局どこまでも曖昧なひとになってしまいました。
リリィだけでなく、わたしにも勇気がなかったのかもしれません。
もっともっと魅力的に書けたのだろうな……と思うのですが、その課題はまたこれからのお話であらためて向き合っていこうと思います。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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今後の予定ですが、寒くなる前にいま書いているお話を更新できれば万々歳だなあと思っています。
おそらく不定期での連載になります。
よろしければまたお付き合いください。
では、そのときまでしばらく潜ります。