【2023年2月12日】JAPAN 3/LE-9エンジン【リフトオフ】(予定)

お疲れ様です。
いつもお世話になっております。

※ここより下は具体的な内容ですが、こんなくらい小学生でも知ってるわ!
 バカにすんな!!との事でしたら、軽く流して下さいね。


それでも前置きはこれくらいで大変恐縮ではございますが、表題の件です。

皆さんご存知の通り
最終の1段タンクステージ(CFT)も無事に終わり、その結果も良好という事で
苦難の果てに、表題の日付

2023年2月12日 10時37分55秒~10時44分15秒(日本時間)

にて打ち上げが決まりました。

思えばLE-9新型エンジンの難航・トラブルを幾重も乗り越えての完成、そして燃焼終了。
本当に長かった。
皆さんご存知だと思うのでほとんどを割愛しますが、思えば世界初の1段タンクステージ燃焼実験に至るまでが長った。
エキスパンダーブリードサイクル然り、液水・液酸推進剤然り……
そして一番辛かったのはやっぱり、最も高度な技術を必要としし、一度は設計自体を一から作り直す、再設計まで余儀なくされた「ターボポンプ」
こいつほど繊細でかつ極めて高度な技術を要するエンジン部品はないんじゃないのかと思うほどでした。
ターボポンプ(ターボポンプタービン翼)の亀裂、モータケース(燃焼室壁面)の損傷、エンジン自体の不具合。
そこに加えてタービンブレードの亀裂・それぞれの振動……襲い掛かる数々の困難と試練。

同じ理由でアリアン6も打ち上げを幾度となく延期
→現在2023年第四四半期での打ち上げ予定
更に同じ理由でヴァルカンも打ち上げ延期
→現在2023年第一四半期での打ち上げ調整中

まともに上がったのは、私の記憶する限りではアルテミス計画のアルテミス①号のみ。
※それでも2019年の打ち上げ予定から、数々の困難が立ちふさがり、
 2022年11月まで延期

それでも日本発純国産エンジン(LE-9)は試練を一つずつクリアし、
QTをクリアし、ATをクリアし……そして本当に困難を潜り抜け、数々の苦難を
乗り越えて、最終のCFTもクリア! これにてようやく打ち上げ開始。
そして最後CFTでの不具合に関しては、こちらもみなさんご存知の通り、

パイロ弁の交換(新型から実績のあるH-Ⅱへ)という事で対応。
これにて打ち上げが可能となりました。

残すはシークエンス次第でもありますが、当日の天候で
GO/NOGO判断が下されるのみとなりました。

恐らく打ち上げ当日は私は、会社を休みます(年休を使って)。
だって絶対泣きますもん☆

※そのため2月11日~2月13日は書き読み共に完全に止まると思います。

もう一つ続きます

3件のコメント

  • みたいですね。

    大分港(別府?)に水平型の射場が出来るとか……
    詳細まではまだ把握出来てませんが、
    通常の空港と併用なんでしょうか。
    それとも完全に「水平型ロケットの射場」として
    回収するんでしょうか。

    日本でロケットを飛ばすなら、九州しかありませんからね~ものすごく羨ましいです!!
  • 私は恥ずかしながらLE-9エンジンの事は知りませんでした(>_<)🌳

    検索してH3の新しいエンジンだと判りました。三菱重工とIHIの共同制作何ですね。日本の新型戦闘機にXF9をベースとしたエンジンが採用される事は知っていましたがロケットエンジンも造っていた事は知りませんでした💦

    世界初となるエキスパンダーブリードサイクルですから試行錯誤は当然だと思いますが、これが成功して量産化されれば日本のロケット技術は世界最先端となりますね😺

    無事に打ち上がって欲しいです(^-^)🍎🚀
  • コメントありがとうございます。
    2徹明けで変な時間に寝て起きたのでこの時間です☆

    このエンジンとロケットの開発に約10年ですからね。
    この計画は初めからPM(プロジェクトマネージャー)として岡田氏が努められています。
    その方のお言葉……だったはずですが
    「エンジンには魔物が潜んでいる」
    世界各国、どのロケットのエンジン部分を見ても、これ以上的確な格言はないなと、心から納得した次第です。

    ※昨日このエンジントラブルで、英国の航空機からの打ち上げ
     (水平型)発射ロケットが失敗しています。
    ※同じ計画を大分空港(別府)でも進められています

    ともかく、まずはH-3(純国産ロケット)は、件の侵略戦争の影響もあり、露と協力出来なくなった欧州もかなりの期待を寄せて頂いてますので、成功を本気で祈りたいと思います!
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