【日本百名山:36座目】雨飾山 1963m【都忘れの湯:日本の秘湯】

―――――【この山行は〖小谷川:長野側〗からではありません】―――――――
―――――【登山者の少ない〖糸魚川:新潟側〗からの山行です】―――――――
―――――【なので小谷:長野側より僅かに難易度高め設定です】―――――――

お疲れ様です。お久しぶりです。
天候に振り回され、一時期は中止に追い込まれそうだった山行。
三年ぶりとなる山行。何とか行けましたので、記録用に残します。

2004年【秋田県・鳥海山】以来18年ぶりとなる山頂からの日本海海岸線。
かなり感動したのはここだけのお話です。

では。記録用山行を。
【※】今回は山頂に山小屋がないため日帰りピストンです

2022年9月24日 糸魚川ビジネスホテル(前泊)
2022年9月25日 6:50分ビジネスホテル出発
2022年9月25日 7:10分糸魚川駅より乗り合いタクシー(¥2000)
※2022年は10月16日までの土休日のみ運行(片道約60分)
 前日正午までに要予約
※糸魚川駅~雨飾山登山口(個人タクシー片道約¥8000)

2022年9月25日 (日の出:5時34分 日の入り:17時37分 日照時間 12時間3分) 
天候:晴れ 気温:約24度 風:時々微風(山肌⇒日本海)
(雨飾登山口)8:00――8:20(薬師尾根)8:22――8:40(神難所はしご)8:45――9:10(アルミ梯子)9:20――9:45(中の池)9:55――10:35(笹平分岐)10:40――11:00(雨飾山山頂)

※笹平分岐で【小谷側:長野】との合流
※厳密に言うと、僅か東にある【大曲】にて合流

(雨飾山山頂)11:30――12:00(笹平分岐)12:05――12:23(風穴!)12:25――12:50(中の池)13:05――13:25(一服処)13:26――14:15(薬師尾根)14:20――14:40(雨飾山登山口:帰着)

【登り】880m⇒1963m(高低差約1100m)
標準コースタイム:約4時間30分
実質コースタイム:約3時間 ※約90分の短縮
【下り】
標準コースタイム:約2時間30分
実質コースタイム:約3時間10分 ※約40分の超過

最後は温泉三昧
内湯:1回 
外湯:2回(天然露天温泉:混浴)
※24時間入浴可ですが、日没後は全く明かりがありませんので、照明(ヘッドライト)
 などは必ずご持参ください。
 登山者の基本です

【所見・感想】
今回は2004年鳥海山以来の山頂からの日本海海岸線の眺望。
何が何でも晴れを狙って行きたかったので、その海岸線と地平線を半望出来たのは非常に大満足でした(もう半望は南側に聳える北アルプスから新潟・甲信越の山々の眺望です)。
 この登山道(新潟側)ですが、(小谷側)より難易度が高いのが原因なのか、新潟側約20人ほどの登山者に対して、小谷側からの登山者は優に100人では効いてませんでした。それほど難易度の差があるのか、それともこの秋に開通した、新登山道が影響をもたらしているのか。
 いずれにしても新潟側からは、登山道入り口から基本ずっと急登になります。ただし、こちら側は、振り返れば徐々に高度を上げていく日本海海岸と日本海や地平線を見ながら歩けるので(所々に見晴らし台があります)、景色を楽しむなら必ずしもしんどいばかりではありません☆
 ただし下りは前日まで雨が降っていたと言う事もあり、非常にぬかるみが強くまた、滑る石が多いのが特徴でした(浮石ではありません)。また、山小屋の方々が時折替えて下さっているのだと思いますが、木製の梯子が湿って非常に滑りやすくなっています。そのためアルミ梯子に置き換わったりもしていますが、足元をよく確認して(三点支持を確立しながら)山行しないと落ちかねません。
 ですので帰りに関しては標準時間よりも大幅に時間をかけました。
※それでも滑り落ちられた方おられました(僅かの上、怪我もなかったので、そこから
 先は同行下山と言う形を取っています)無怪我・自力下山のため遭難や事故には
 なっていません。

 最後は今回のもう一つの大目玉、【秘湯!雨飾温泉】での入浴です。
ここから先は宿泊者自体が8名とありまして、好きなだけ入らせて頂きました☆
混浴のため女性が入られる際は、周りの方にその時間の間お願いするか(登山者は話せば理解してくれます)、水着で入られるのを強くお勧めします。
……ここの露天温泉。本当の源泉かけ流しの天然なので、その湯舟の底が……(笑)これは行って入浴された方の楽しみで☆

 また、日本海沿岸の山を登る際は、(30分~60分後の天候を知るのに)風向きが非常に重要となるのでその辺りも頭に入れておくと、より安全な山行になりますので、前準備をしっかりお願いします。
※アルプスや太平洋側とは風や雲の動きが違いますし、天候の変わり方も違います。


また雨飾山荘は山小屋の体を取っていますので、消灯時間は原則21時(早出の方が
おられる際はご配慮願います)となります。
※ガソリン発電です
また携帯電話の電波は裾のため入りません。必ず携帯ラジオなどで天候の把握が出来るように準備をお願いします。

今回は相当以前より計画を練っていて、天候に弾かれ続けた山の一つです。
それでも晴れを狙って行けば、それ以上の対価(景色)を見せてくれるのが、日本海沿岸にある山だと思ってます。
残る日本海側の百名山は【山形県:月山】と【新潟県:朝日連峰】を残すのみとなりました。
……どちらも山頂に小屋ないしは避難小屋があるので、日本海に沈む夕日を山の上ないしは稜線から眺めることが出来ます。

……これだと更に久しぶりになるのか……あの景色をもう一度……

以上。今回の山行でした。
次回(来年は)白馬三山(やり温泉) と 瑞牆・金峰山(瑞牆温泉)
を計画します。

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