レビュー頂きましたので紹介とともにお礼申し上げます。
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【それは、一話進むごとに姿を変える万華鏡のような。霧がかった森のような。】
読み始めた当初は、主人公が苦難を乗り越える成長物語かと思いました(し、その認識も完全に間違いではないのかもしれません)が、話数を重ねていくごとに、主人公・ユミさんの特異性が玉ねぎの皮を剥くかのごとく浮き彫りになっていき、きっとそれはテーマのうちのひとつでしかなく、沢山のメッセージを含んだ物語なのだと思わされます。
また、先を見せてくれないところも、この作品の面白さに拍車をかけています。
ヒントはどこにでもある(というかとても丁寧に置いてくださっている)のでしょうが、下手に考察せずに予測不能な展開を楽しむのも、楽しみ方のひとつではないでしょうか。
この先も、ゆっくりじっくり味わわせていただきます!
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片喰一歌さんありがとうございました。
コメント頂いている通り、読者の予想を裏切るような展開を意識しております。
ユミの試練のはずなのに、巻き込まれていく人も様々な葛藤に立ち向かっていく。みたいな物語を作りたかったのです。汲み取って頂きありがとうございます。
ご指摘の通り、謎を感じさせつつも深く考えなくても読んでいただけるような作品でありたいとも思っています。
現時点では黙々と読まれる読み専の方が少ないなと感じているので、このレビューに気づかれた方にはゆったりと読んでいただきたいなと思っています。
片喰一歌さんですが、現在下記の作品を拝読中です。
「誰かが尾鰭をつけた話」
https://kakuyomu.jp/works/16818023212349346950十歳で成長が止まってしまった少女とミステリアスな青年との物語です。
村のしきたりや謎の女性との出会いなどダークな雰囲気が常に漂っています。
主人公千鶴の成長の秘密も気になるところですが、やっぱりその芽生え始めた恋心の行く末も見守りたくなりました。
ぜひご一読ください。