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休日の朝

目が覚めてスマホをみたら、かなり多めの通知が付いていた。昨日リリースした短編『あけるエクスペリエンス』 https://kakuyomu.jp/works/16818093083305379246 の効果だろうか。

先月終盤に執筆を再開してからこっち、毎日少しずつではあっても読んでくださる方の足跡が戻ってきた感がある。有難いことだ。
連載中の長編『ボクの名は』 https://kakuyomu.jp/works/16817330651150201500 への足跡は相変わらず低空飛行。まあ仕方ない。180話超の、しかもまだ完結していない長編など、よほどの勇気でもない限り読み出そうとは思うまい。
それでもエピソードを重ねるたびに定期的に追っかけてくれている方々がいるというのは本当に嬉しいことだ。二ヶ月も音沙汰無かったいいかげんな物書きのことを覚えていてくれたのだから。

新しい名前の読者さん動向で目立つのは、旧作『旅せよ、平日』https://kakuyomu.jp/works/16818023213623358625 への足跡だ。今年の二月に電撃的にリリースした旅行記は、丸一日かけて乗り鉄をした際にリアルタイムで書き散らした散文である。ろくに推敲もせず、とにかく同時性のみにこだわった中編だが、15話完結というボリューム的にも個々のエピソードの短さとかもあってとっつきやすいのかもしれない。いずれにせよ、書き手に興味を持って作品リストを辿ってくれたと想像するのは愉しいこと。

一番新しい数列の通知は、『ボクの名は』の1話目からのものだ。昨日までお見かけしなかった新しい読者さん。(今も)凄い勢いで読み進めておられる。
嬉しい。めちゃくちゃ嬉しい。
いままさに、僕の作品を読んでくれている人がいる。

長編小説『ボクの名は』は、現在ようやく復路に差し掛かったところで、先はまだまだ長い。順調に進んでも年内に終われる自信はない。
それでも、最後まで書き切ろうと思う。
湖に小石を投げ続ける無為な行為と言われようが、瑞稀と笠司の一年は最後まで記さないといけない。
そう思う休日の朝。

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