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エピソード「決」豊臣秀吉の怨霊について考える

エピソード「決」に出てくる大阪城。
今回は豊臣の亡霊(怨霊)退治に隠儺師が翻弄されます。

私は大阪城といえば徳川家康のイメージでした。
実際に今私たちの目で見える石垣、天守閣は徳川が作ったものです。(天守閣自体は近年復興されたものです)

では、豊臣の大阪城は?
今は徳川が建てた天守閣の地下に眠っているんです。
なんと豊臣の作った石垣や天守閣台座部分を埋め立てて、その上に徳川大阪城を建てたのです。

確かにその時代は戦での勝ち負けが全て。
負けた側が文句を言うなど、武将魂に傷がつくというものでしょう。
だから、隠儺咒アナーキーの中では、豊臣の亡霊は現れるだけで悪さをしない。怨霊にはなっていないとしました。
(何かの因果で怨嗟が集まり、怨霊化しましたが)

しかし、もし自分が豊臣ならば。
自分の城の上に城を建てられるなんで、屈辱でしかないでしょう。
豊臣は恨んでいない、しかし悔しさは計り知れないのではないかと思いました。

ぜひ大阪城へ観光に行く機会があれば、華やかな徳川大阪城の下に眠る、豊臣大阪城に思いをはせてみてください。

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