• 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

雑記(6・28)

L&Cに関する個人的な思いなど。

この作品、ベタな題材にベタな設定を組み込んでおきながら、様々なところでセオリーを逆行します。
例えば、
①、ゲームシステムが公平。当たり前な気もしますが、MMOを題材にした作品で主人公にのみ恩恵があるシステムが無いのは珍しいですね。もちろん探せば沢山あるでしょうが、最強なのは主人公の力量や策略であって、チートで楽してどうのって要素はありません。

②、ヒロインを安易に助けない主人公。本人は恋愛否定派であり、相手がアイドルであっても容赦なくキルする性格ですが、厳しさの中にも優しさがあり、面倒見のいい一面もあったり。モテるけどモテていないと思っているベタな部分もあるが、そんな事をかまうことなく、戦力外とは組まないストイックさも。

③、ヒロインが特別な救いを求めていない。ニャン子は基本的に扱いが酷い不憫なキャラですが、本人は頼られたり、助けられたりと言った事を嫌う性格です。なのでアイともあれで上手くやっていますし、安易に何かを求めれば他のギルドと同じで去ることを選ぶでしょう。ナツキに関してはベタな展開ですが、個人的にはストイックなSKといい関係になっていると思っています。

④、複雑すぎる勢力や、物語として寄り道が多すぎるストーリー。どこを見ていいのか、どこに感情移入していいのか、目的が何なのか、分からなくなる人も多いと思います。敵だった人が味方になるし、嬉々として憎まれ役を買ってでるし、本筋とは関係のない攻略パートも多い。主人公に自分を投影するタイプの読者さんには厳しいストーリーですね。よく「自分ならこんな行動とらない!」ってお叱りの感想をもらいましたw

とまあ、セオリーから外れているわりには、今の評価は伸びた方だと思っています。タイトルとかタグで釣っている部分は否定できませんけどね。

もともとは思い付きで1ヶ月限定で書き始めた作品で、じつは打ち切りの危機を3回くらい乗りこえて続いていますw
好きで書いているとは言え、やはりL&Cは書くのが大変ですね。考えるのや執筆作業だけでなく、私生活への圧迫具合も今まで書いてきた作品の中でトップです。時間が有り余っていたり、執筆で食っていけるのならもっと書きたい気持ちはあります。L&Cだけでなく、他の企画倒れの作品も含めて。

ついでに言ってしまうと、最終回についても考えています。
もちろん、すぐに打ち切りって話ではないのですが、やはりダラダラ続けて、生活の都合で中途半端なところで打ち切りにするより、区切りのいいところでちゃんと完結させてあげたい気持ちがあります。
例えとして適切かどうかわかりませんが、某週刊誌で、人気があるからと無理やりストーリーを追加したり、展開を遅らせてダラダラ長引かせたあげく、つまらなくなってきたら打ち切り。
それでも、すこしでも好きな作品は長く続いてほしい、って意見は当然あるでしょうが、私は区切りのいいところで綺麗に終わらせてあげたい派ですね。

話が長くなってしまいましたが、思っていたことをつらつらと綴ってみました。
作品の更新は7月中旬から末ごろには、すこし回復すると思います。
そんなこんなで、今回はここまでと言うことで、失礼します。

2件のコメント

  • 執筆お疲れ様です。
    私自身は在り来たりな展開ではない本作を読みたい為にカクヨムに登録した口なので、なろうから追いかけてきた人は多かれ少なかれ筆者さんのスタイルを肯定されていると思うのですよね。

    昨今はライトノベルの認知も高まり、90年代に比べれば書籍やアニメ化をしやすくなったようには感じています。

    個人的に大事なこととして作品作りに何を求めるか?
    趣味を仕事に出来るならそれに越したことは無いのでしょうが。流行りに乗らないと中々見ても貰えないなろうとかは特殊な形に育ってしまった場所のように思います。

    グダグタ書きましたが、完結まで行けることを応援しています。
  • 応援ありがとうございます。

    あくまで、個人の趣味としてマイペースに執筆するぶんにはソレでいいのですが、
    下手に受賞してしまうと、そうも言っていられなくなったり…。

    まだハッキリとしたことは言えませんが、オリジナリティーを残しつつも、
    ある程度、チートや俺TUEEEが大好物な層向けに、調整をくり返しております。

    まぁ、一番大変なのは、本筋に関係ない部分やネタ要素を省いてストーリーを簡潔にする作業なんですけどw
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する