大気に対して鋭角に射し込む太陽光には
昼間とまったく異なる趣があります
屈折率が大きい紫や青の光が減って
暖かみのある光の割合が増えるからでしょう
その光に照らされたものはどれも情緒を湛え
心にある優しさや悲しさが刺激されるのだと思います
晴れた日には必ず訪れるこの時間は
しかしあっという間に感じられます
そのせいか
これまで幾度も目にした色なのに
その度に名残惜しさが胸を焼く気がするのです
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MirandaTM, Pentacon 135mm F3.5, Fujicolor C200, f/4-2.8, 1/250
Date 2019.5.30 18:10