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世界旅行?

誰にも、たくさんの世界があると思います。
会社や学校という「場所」だけでなく、友人や同僚や地域のつながりという「人」もまた世界のひとつだと思います。

中には行きたくない世界もあったりしますが、それもまた自分を成長させる大切な意味のある世界なのだと思います。

私のまわりにもそういう世界がたくさんあって、このところ忙しく行き来をしています。

世界の中心に書くことを置けないのを残念に思っていた時期もありましたが、そうできないことがかえっていいのかもしれないと思うようになりました。

多少、不遇な方が燃えるものです。
たまにしか来れなくなってしまったカクヨムにも、きっと意味があるのだろうなと思います。(と、言い聞かせている……かな)


来ていただいた方、本当にありがとうございます!
拙作を読んでいただけることに、心から感謝しています。
思うようにうかがえませんが、交流は何よりの勉強と思っていますので、遅くなるかもしれませんが必ずうかがわせていただきます。
そのときは、お、やっと来たなと、温かく眺めてやってください。

6件のコメント

  • 新樫さん、こんばんは。お久しぶりです。
    たまにお顔を見せてくださる新樫さんにお会いする(あるいはその足跡を見に行く)のは、最近の私の中での密かな楽しみになってきました。

    思うようにこちらに来れなかったり執筆の時間が確保できないことにフラストレーションをお感じになることもないとは言えないのかな、と心中お察し致しますが、ここの近況ノートで新樫さんご自身も仰っているように、それにはきっと意味があると私も思います。ずっと何かに集中しているというのはそれはそれで弊害も多いものですしね。

    少なくとも新樫さんのたまの登場を毎度楽しみにしている私のような人間がいる限りは、この状況にも間違いなく意味がありますよ(小声)



    ところで。恋文の3通目、ちょうど上で里宇都様がお話ししていらっしゃいますが、私はまさに
    「想像しなかった人にとっては、どんでん返しになる。」
    こっちのタイプの読者でした(笑)

    「あのメロンパン、僕が作ったんだ」

    話がつながったあの瞬間は、冒頭から日村君の告白のシーンまでがまっすぐストレートラインで貫かれたような軽い衝撃を覚えました。どこにも寄り道せず脇目も振らず、余計な情報や描写を配置しないで、その大事な瞬間に話の初めから(まだ見ぬ)終わりまでがまるっと包まれた感じです。その辺りに今回もすごいなあと思わされました。

    なんというのでしょう、私が思うに新樫さんの作品は、「読んでいてノイズになる部分」も「読んでいて引っかかる部分」も「読んでいるうちに忘れてしまう(あるいは肝心の伏線回収時に思い出せない)部分」も
    ないのですよね。合間合間に段階的に話の筋を束ねて読者に方向を示しつつ(これによって話が煩雑になったり風呂敷が広がりすぎたりしない)、明確な話の落とし所があって、なんというかもう完成された世界を感じます。完成された世界というのは「もう伸び代がないくらいクオリティが完璧なお話」という意味ではなくて「感情や出来事の流れに過不足がなくひとつの血の通った世界として有り得そう」ということです。完成してるんです。
    読者の想像や作者の意図が介入する余地はもちろん創作物だからありますし、むしろあるべきです。が、新樫さんの作品はそういうものがたとえ零だったとしても、なんら御構い無しに存在していそうな、そんなリアリティと熱を感じます。生きているものの熱とか、魂の熱とか、そういう類の熱です。

    というか日村君、徹頭徹尾いいやつすぎませんか(笑)
    でもそういうところに不自然さを微塵も抱かないのも、新樫さんの作品のすごさであり、魅力なのだと思います。

    (思えば新樫さんの作品の登場人物は皆、発言や行動がガツガツしていなくてどこか物静かで、思慮深いイメージがあります。それが登場人物それぞれに奥ゆかしさを生み出して、人間味が増しているのかなあ、なんて思ったり。無論、個人的な感覚ですが)


    そう言えば、今回は主人公(視点を提供している人)サイドが図書館の魔法の本と関わるのではない、という構成も面白かったです。
    読み進めるうちに「ああこれは主人公が関わるパターンじゃないんだろうな」という察しはついたのですが、まあ見事に図書館の影が出てきませんでしたね。少なくとも「あれ、これ恋文の中の話のはずだけど......」と心配になるくらいには出てきませんでした(笑)

    でもそれが逆に、恋文オムニバスから少し離れたところで一層深く、今回のお話を完成させていたと思うんです。かつ「客観的に見ても少し不思議で奇跡的な出来事の発端」という本の立ち位置が、日村君が告白の勇気を得るためのきっかけにしたという至極現実的な立ち位置に変わったところも、リアリティに拍車をかけていたのだと思います(決して今までの話がそうでなかったというわけではなく、ただ今回の話は思春期特有の人間くさいリアリティを大事にする上で、そういう立ち位置の変更がうまく機能していたのだろうなと思ったのです)。
    あるいは別の立ち位置の変更の観点言えば、日村君にとって告白までの流れを結果的にスムーズに運ぶことができ、かつ後味も良く後日を迎えられたのは、魔法の本が「主観的に見れば」「少し不思議で奇跡的な出来事の発端」という立ち位置からぶれなかったことも示しているような気がしました。



    .......と、わぁ、あ、書きすぎました。こんなにたくさん読ませてしまってなんだか申し訳ないです。何言ってるかよくわからなかったところは無理して理解しようとしないでスルーしてくださいね ;'∀')

    こんなこと考える読者がいるんだなーくらいにお留めください。




    ところで! 紙の雰囲気に関連づけて思い出してくださるというお話、とても嬉しかったです。そのお礼が言いたかったのですよー。
    本当に、ありがとうございました。

    新樫さんに言われて気づいたのですが、私も同じようなことを感じているのですよね。あまり久しぶりという感じはしませんし、顔も名前も知らないイメージだけの人なのに、どこか身近に感じていて。
    そして温かくてお優しい方だからか、お話ししているとふわっと幸せな気持ちになるのですよねぇ。


    ほわほわ*:.。☆..。.(´∀ `人)


    さて、ではこの辺りで一旦お暇をば。ではでは (*˙︶˙*)ノ"
  • 志緒さん、こちらこそ来ていただいてありがとうございます。
    うれしいです。

    早速読んでくださったんですね。
    jくんは即削除しました。ありがとうございます。

    いつもながら、読み力のあるひとはすごい。そういうひとに読んでいただけるのは、とてもありがたいことです。
    実のところ、改稿しても誰も気付かないかなと思っていたのですが、まさかこんなにしっかり読んでいただけるとは。
    それだけで報われます。
    お察しの通り、本音を言わせてみました。言えていたかなぁ。

    メロンパンは、「ベタやなぁ」って言われるんじゃないかと……。
    良いところを拾い上げてもらって、こちらも報われました。
    志緒さんは、書き手をよしよしするのが本当にうまい。
    書いた人の意図するところを、ちゃんと拾って、そこいいよって言ってくれて、頑張ったねって受け止めてくれる。
    これもまた読書の力なのかなぁ。

    いつも、心から感謝してます。

    大沢さん!
    そんなの書かれているんですか?
    ちょっとこれは拝見しようかな。タイトルからして、ダントツな感じですね。まさに知りたい。
  • はまなすさん、ようこそ。

    長文のコメントは、あぁ、はまなすさんだなぁって、とてもほっとします。久し振りに文通相手から手紙が来たような、そんな気分です。
    どうもありがとうございます。
    心底励まされます。

    「メロンパン」読んでいただいてうれしいです。
    細かいところまで、恐縮です。
    私自身がとてものんびり(というより、ぼんやりですが)しているので、登場人物ものんびりしてしまうんでしょうね。
    本当はバリバリの仕事人間とか書いてみたいんですが無理です。(笑)

    実は日村くんにはモデルがいます。
    私の小学校のときの同級生で、けた外れの王子様でした。
    いまごろどうしているのかなぁ。

    はまなすさんの強い個性は、私には憧れだったりします。
    書く上で独自の世界をつくることができるのは、一番のベースだと思うので。
    私が古い紙やインクの匂いで、はまなすさんをイメージできるのも、はまなすさんの持ち味が独特だからだと思います。
    進化し続ける作品もまた、自分を磨き続ける強さの表れですね。

    いつも言葉をつくしてくださって、ありがとうございます。
    むちゃくちゃ、うれしいです。もはや、ご褒美級です。
    感謝しています。
  • こんばんは😃🌃

    「世界旅行」に書かれた気持ち、よーく理解出来ます!全て同感!
    子供三人やっと独り立ちして家から出ると、やっとこさ、心に溜めていたものを書き出すことが出来るようになったものです。

    社会生活していれば世代ごとに課せられた「働き」をする様に出来ているものだと思います。あらゆる経験を重ねながら心のありようも変化します。
    新樫さんの作風も変化していくかもしれません。
    楽しみにお待ちしています☺

    私も『メロンパン』の話については、私自身の小学生時代と重なる事が書いてあって嬉しかったです。

    当時、唇が厚い事を気にしていました。
    学級委員 を一緒にしていた男子が、先生から頼まれた仕事を放り出して帰り、私一人でやり終えたこと。ササキ君と重なります。
    でも、ササキ君は、最後に謝る人で良かった。
  • 樹さん!
    お久しぶりです!

    「メロンパン」読みました!
    メロンパンの様な、甘いお話でした!
    勘の鋭い方もいらっしゃったようですが、私はオマケのメロンパンを作ったのが日村くんだなんて、全然気付きませんでした!
    秘密が明かされた時、嬉しくなってホッコリしました〜(*´ω`*)✨
    そして、今回はいつも視点が違いましたね。
    コレもスゴく良かったですw
    日村くん、最高✨
    最後のササキくんも良かったです!
    みんな大人になったら爽やかなイケメンになるんだろうな!って思いました(*´꒳`*)w
  • 新樫さん、こんばんは。
    そのように仰っていただけて私も嬉しいです。私にとってもここでお話しするのは癒しみたいなもので、だからこそつい多く喋ってしまうのかもしれません。たぶん心のネジが緩みまくってるんだと思います。(笑)

    バリバリの仕事人間と言われて、確かに新樫さんの作品からそんな印象を受けることはないなあと妙に納得してしまいました。ただ風子シリーズのパパやママだって普通に働いている/いた人たちですし、恋文をはじめとした短編の登場人物にも社会人の方は多く出てくることを考えると、そんな印象の人物がいないというよりは、今のところ単純にそんなシーンを描かれることがあまりないだけなのでしょうね。

    でも活気に満ちた仕事風景、新樫さんが書かれたら、それはそれですごく面白いものになる予感はします。表情豊かなヒューマンドラマを紡ぐのに長けていらっしゃる新樫さんの作品が、活気溢れる(あるいは沈鬱な)空気感や社会の理不尽さなんかと混ざった時、またテイストの違う感動に逢えるんじゃないかな、と。

    というか新樫さんの持ち味が発揮されるならば、きっと舞台がどこであろうが面白いお話になるのだろうなという謎の確信が(真に受けすぎないでください ;'∀')



    日村くんにモデルがいらっしゃったというのは羨ましいです。モデルがいるとキャラクターの性格に一貫性と厚みが出て、書き手としてもどこか安心感がありますから。
    何よりそんな方が身近にいたということそれ自体がもう。お友達になりたい。まあ小学生時代にそんな人が身近にいたら、価値観形成に影響受けまくる気もしますが。(笑)



    私の作風諸々、いつも肯定的に捉えてくださるおかげで励まされています。できるだけ慢心や無根拠な自己肯定で作品をダメにしないよう気をつけているつもりなので、どうしても自分の作品はネガティブなところばかり目がいってしまって。筆を持ち上げたらちゃんと乗ってくれるようになってからも日が浅いです。
    ですからこうして褒めてくださると、頭の片隅に置いていただけるくらいの個性はあるのだなぁと思えて、ほっと安心します。

    私は仰る通り「言葉がこぼれたらもったいない!」とありったけを書き付けてしまうタイプですが(笑)、貰う言葉はどんな形でもいつも嬉しく感じています。だから私にとっても新樫さんのお言葉はご褒美です。

    ありがとうの気持ちを込めて、はまなすより (*˙︶˙*)ノ"
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