先日、1作寄稿した『おかしなアンソロ』の献本をいただきました。
「おかし」をテーマに、沢山の書き手が各々のおはなしを持ち寄って作られた短編集です。
こちらは6/24に福岡のZINEブックカフェで開催されるイベント『ふらっとぺらっとpage2』に並ぶそうです。(公式twitterアカウント:
https://twitter.com/furapera?s=21&t=iIXiZcKLZVT0wog-ATycOw )
私はというと、その日は福岡の方角へ敬礼を贈り、ちょっと遅めの父の日や家族の誕生日や私の欲望を引っくるめて鰻を食べに行く予定。25日からはweb通販もあるとかで、上手く表現しきれませんが、ほぉ〜となっております。
というのも、私がZINEという言葉に初めて触れたのがコロナ禍以前(つまり私が小説を書き始める前)、米国のオレゴン州にあるポートランドを訪問した時なんですよね。クリエイターの街でZINEも活発に制作されている、なんて事前情報を拾っていて、そういう世界もあるんだなあなんて思っていました。
残念ながら当時はZINEを沢山置いてあるエリアをぷらぷらする時間を取れませんでしたが、頭の片隅には気になることとして残っています。
今回はtwitterで春木のんさんが募集していた話に乗っかった(カクヨムの自主企画に参加するのと同じ感覚で手を挙げた)訳ですが、それを物理的な質感を伴って手にとることができた時、なんとも言えない噛み締めるものがありました。
と言っても、本の形にするところには何の貢献もしておらず、むしろ要所要所どう表記するかなど丁寧に要望を確認してくださったりして、春木のんさんには感謝しかありません。
載せていただいたのは元々『二十四逝記』にこっそりと種まきしてあった『おかしなはなし』を抽出・再編集したものです。作中に『長い長い眠りの時の終焉に事象と心象が交錯し、また新たな物語《タネ》が芽吹くだろう』と予言めいたことを書いてあったのは、こういった形で時を経て出そうと思っていたからです。
それは単純に自作としてカクヨム上で公開を考えていたことでしたが、この度またとない良い機会に恵まれました。
『おかしなはなし』は準備中のSF短編集に組み込む予定の1話ですが、それぞれの話が出揃うにはまだまだ時間がかかる見込みですので、この機にとりあえず単独の読み切り短編として公開することにしました。
早速フォローしてくださったり、読みに来てくださったり、ありがとうございます。
先日のエッセイの公開によって気持ちの面も整理できて、私も読む方をぼちぼちと再開しております。
◉おかしなはなし
https://kakuyomu.jp/works/16817330658707100527こちらは完結しております。
深く考えずに予約投稿の時間をフライトの時間と重なるタイミングにしてしまって、後から慌てて完結印に変更しました。
ややこしいことをしてしまってすみません。
【写真】
数日間の出張に伴い、赤い実は全て平らげました。