不調による休筆宣言から二ヶ月と少し。
自己の観察と繰り返し通院して受けた検査から、ようやくおおよその状況がわかってきました。
前のノートを読んで下さった方、コメントや反応を下さった皆様、ありがとうございます。言い逃げみたいな形だったのに、温かいコメントばかりで救われました。
こちらのノートをもってお返事とさせてください。
十年ほど前に帯状疱疹をやらかしてまあまあ酷い目に遭っていますが、今度はこんな…と受け止めるしかありません。最近は自分なりの荒療治を見つけて、うまいこと症状も少しばかり落ち着いたので、ふらりと舞い戻ってきました。
先の限定ノート『不調の正体と闇鍋の底』は、今の状況に纏わるちょっと踏み込んだ話ですが、実質私自身の気休めです。
至極個人的な話なので、不特定多数の目に晒すようなことではないだろうということと、踏み込んだ応援をしてくれるような稀有な存在がいるのなら、表立って言いにくいことについて、ちょっと聞いてくださいよ〜と甘えさせてもらっても良いのかな、という魂胆で置いたパンドラの箱ですので、ご注意ください。(見て見ぬフリ・可)
まあそういったものを、タダじゃ転ばんよ、と小説に昇華できるのが一番ですが、すぐそこにカクヨムコンが迫っているのかと慄いています。
頭の中の整理も兼ねて、リニューアルしたブログの方はちょくちょく更新していて、文章を書くことはうっすらと続けているので、小説もそろそろ書きたい。
いくつか短編の構想だけ浮かんでは書けずの繰り返しで、読むも書くもどれくらい参加できるかわかりませんが、気持ちだけは離れていないということをお伝えしておきます。
以下は限定ノートよりもふわっとした状況のご報告というか、暫く休んでいたことの言い訳です。半分はネタですが、長〜いのでこの先はご放念ください。
§ § §
ざっくりと書くと、自己免疫疾患の一種で手足に局所的な炎症を起こしていて、皮膚がズタボロになっています。免疫系が狂ってなんにも無いところを攻撃し続けている状態です。
良い例えではないけれど、内乱が起こって各地でテロが勃発しているような感じでしょうか。
加えて膠原病(全身の血管や関節、皮膚、筋肉等に炎症が起こる症状の総称)の類にも片足を突っ込んでいるので、これ以上踏み込まないようにって状態です。
自作小説の中で〈琥珀=燃ゆる石〉なんて話題に触れたりしましたが、作者の方もホンマに燃えてるやん!内側から!っていうネタが出来上がってしまいました。
休筆宣言以前からあまり書けない状態だったのは、酷い時は裂けたまま修復の追いつかない指先でタイピングするのが、まあまあ地獄絵図だったからです。
また薬や保湿剤で手がベタベタの状態ゆえに綿手袋をしていて、画面をスクロールしたりボタンをタッチしたりという操作がスムーズにいかず、読むだけにしてもストレスを増幅するだけの苦行になっていました。
これも自分の中ではネタでしかないことですが、今年の夏前くらいに一日だけ手の皮膚が完全に塞がって、胡瓜の塩揉みをできたことに感動した直後に、いやおかしいだろ、と気付きました。
夏の終わりに手だけでなく足にも症状が広がったあたりから、怒涛のように身体のあちこちが目に見えておかしくなっちゃったんですよね。以前は偶にあるくらいだった胸痛まで連日続くようになったことで、ようやく観念しました。
この半月後くらいに休筆宣言したと思います。
今回、皮膚というより、状態によっては歩きにくかったり、原因不明の胸痛に恐怖して病院へ行ったけれど、はじめは痛み止め欲しかったらあげるよ〜ってくらいで、自分の中で何が起こっているのかが分からず、症状は悪化する一方の中、どんな風に生活すれば良いのか途方に暮れていた暫くの間が一番しんどかったです。
カクヨムから離れている間に私が辿り着いた療養の仕方は、側から見ればただ遊んでいただけだと思います。が、治りはしない病状を緩和するだけの製剤に高額治療費を払うよりは、身体の状態や悪化のスイッチを自ら把握して、自分ができる範囲を知ることの方が重要だと考えました。
今はどの程度、どう行動するかも考えられるようになって、気持ち的には随分落ち着きました。
このままトチ狂っている己の免疫系をシャンとさせたろかな。
とまあ、そんな状況です。
今年に入って初めて、手足ともに皮膚が完全にふさがった状態を3日間維持できました。新たに水面下で起こっている炎症も見えていますが、4日目の今日も崩壊させずにギリギリ抑えられています。
そういった小さな達成感から、この機会にノートを書いておこうかな、と今に至ります。
こんな面白くもない話を最後まで読んでくださり、感謝しかありません。
【写真】
禊所にたむろする鴨さんたち