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深まる秋、ヤドリギの樹の下で。

カクヨムコン、近づいてきましたね。ジリジリと。
チビチビと書いていますけれど、果たして間に合うのか。

今回は短編のみです。
昨年は初めてのことでワケも解らず、祭りのような空気を察知して、勢いで参加しました。(『竜の爪』『翡翠の森』の二作)

今回は……。一応どれもカクヨムコンを目指して書いたものです。
温めていた構想を短編でまとめてみる、階段を作っていくような感覚でしょうか。

エッセイ部門で『○○になったつもりで書くエッセイ』を一つ。
短編小説部門で『恋愛』『SF』をそれぞれ一つずつ。
(ジャンルは変わるかもしれません)

合計三作という欲張りっぷり。



ちなみに小説の方は、例の鴉と狼の話です。
無二と麗樹、巫儀と樹理。それぞれの出会い編ということで。
一つはなんと昨年のカクヨムコンの終盤頃に、今回のカクヨムコンに向けて下書きしていたものです。
そしてもう一つは、現在一旦非公開にしている『白銀の沙汰』の改稿版(タイトルと主旨は同じながら、かなり大幅に改稿したものなので、新作として公開予定)

この短編小説二作はそれぞれ独立しています。が、実は対になっている。
両方読んだ人だけがニヤッとできるかも、と此処にコッソリ書いておきます。




【写真】奥大和・吉野山のヤドリギ

千本桜で有名な奈良・吉野。実はサクラ、モミジと紅葉も楽しめる土地です。
個人的に、吉野は山の中の素朴な四季の移ろいを体感するのに、うってつけの場所だと思っています。

落葉した後がまた良いんですよね。
半寄生植物のヤドリギをあちこちで観察できます。もちろん夏の間も居ますが、特に枝だけになった落葉樹に居座り続ける、鳥の巣のようなボンボリ飾りのような姿がなんとも可愛らしいです。

『竜の爪』とその周辺は『密やかな奥大和に潜むもの』をモチーフにしているものが多いですから、実はヒッソリと『ヤドリギ』も登場していたのです。
「小鳥の次は宿り木か?」というウルクの台詞で。
樹木に小鳥が留まり、ヤドリギの種を置いていく事で、宿り場となりますから。
(そんな細かい話、覚えている人は流石に居ないだろうなあ……と思いつつ)

なんて裏話もこの辺で。

では、また。

20件のコメント

  • 宿木の数もなかなかですね。よっぽど居心地が良いのでしょう。枝のみの木の姿は寂寥感の漂うイメージが出てしまうものですが、こちらには不思議な温かさがあります☆
  • このポンポン、ヤドリギなんですか♬
    可愛なー♡
    空の色も綺麗ですね。
    短編楽しみにしてますね(^^)v
  • ヤドリギ、こうして目にするのは初めてです。
    写真の力、視覚から得る情報、わかりやすくて正に一目瞭然。

    カクヨムコン、三作も出されるのですね。
    あえて頭を空っぽにして楽しみたいと思います。

    それではカクヨムコンでお会いしましょう。
    ではまた。
  • カクヨムコン!三作出展!!凄いですっ!私は独自路線過ぎて縁のない世界なのですが(裏街道まっしぐら!)、陰ながら応援させてくださいっ!

    宿り木、クリスマスツリーみたいっ
    なんともいえない可愛らしさと、不可思議な不穏さを併せ持つように感じます。魅惑的ですね!
  • 蒼翠琥珀様

     ヤドリギ! 可愛いですね(#^.^#)
     こんなにたくさんついているのは初めて見ました。
     カクヨムコン、三作品も出されるのですね。楽しみにしております。
  • ヤドリギって、こんな感じなんですね。じゃあ、近所の木にある鳥の巣だと思っていたものは、もしや、ヤドリギ? 今度確認しにいってみよう……
    綺麗な風景。素敵な写真です。

    カクヨムコン、楽しみです。あの世界感がより強固になり、いっそう彩られるわけですね。ワクワクします。
    エッセイの方も早く読みたいです! どんなお話なんだろう。
  • 愛宕さん、コメントありがとうございます!

    この土地ではあちこちで見られるんですよ。土地の空気、そして樹木との相性が良いのかもしれません。
    寄生というと乗っ取られているような印象を受けがちですが、こういった光景はなんとなく持ちつ持たれつにも感じられます(*˘︶˘*).。.:*♡
  • 友香さん、コメントありがとうございます!

    ポンポン可愛いですよね。飾りみたいで(*´ω`*)
    背景の夕暮れの空の色、私も気に入っているので、触れていただけて嬉しいです。
    いいカメラを持っていたら、天の川を背景に……なんて脳内画像合成して遊んでいます。笑
  • なみさとさん、コメントありがとうございます!

    ヤドリギ、山が寂しくなるこの季節にこそ、活気を与えてくれる存在のように思えます。面白い形状ですよね。

    カクヨムコンの作品、まだ全然煮詰まってません……
    初日から公開できるに越したことはないですが、それなりの期間があるし、のんびり行こうかなと。

    またカクヨムコンでヽ(´エ`)ノ
  • 呪文堂さん、コメントありがとうございます!

    三作品……当初は小説二作の予定だったんですが、今年はエッセイ部門があるとのことで、漠然と持っていたアイデアを形にしてみようかなあと。

    そうそう。ヨーロッパではヤドリギをクリスマスツリーに飾る風習があり、ヤドリギに樹の下に立っている女の子にはキスしてもいい、という言い伝えが有名らしく……
    (リ、リンちゃんを立たせてみては……ヒソヒソ)
  • 涼月さん、コメントありがとうございます!

    ヤドリギの集合住宅を発見してしまいましたヽ(´エ`)ノ

    カクヨムコン、ジリジリと迫りくる時間にソワソワしつつ(まだかけていないので……)、今年も楽しめたらなと思っています。
  • 霧野さん、コメントありがとうございます!

    おお!ヤドリギがご近所さんに居るかも知れないのですね。いいなあ。
    是非是非、見に行ってみてください(*^^*)
    この写真の場所は集落の中心地から少し離れた場所なので、静かでいい場所なのです。

    同じキャラクターばかりで、読んでくださっている方々は飽きちゃってるかなあなんて思いつつ、あの世界をコツコツ仕上げていくのが目下の目標です。
    エッセイもあの世界を少しかすめるかもしれません。ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
  • 宿り木って初めて見ましたが、面白い形をしているんですね。
    一つ一つが宇宙を形成しているみたいで、丸いのが残滓か新たな種子かはわかりませんが考え出すと色々思い浮かんで楽しいです。

    カクヨムコンは参加者たる我々が楽しむのが一番ですよ。
    お互い頑張りましょう。
    早めに短編を一つだけ用意しておきましたが、期間があるから後で書こうと思っているといつの間にかカクヨムコン直前になってしまいました。
    一ヶ月前の自分を殴りに行きたいです。
    作品、楽しみにしています。
  • いずもさん、コメントありがとうございます!

    丸いのがヤドリギなんですよ。宿主になっているのは桜の樹かな?
    樹に木が生えるなんて不思議ではありますけれど、微笑ましい光景です。

    カクヨムコンが始まる前に、読みかけ作品を読んでしまいたかったというのが焦りの一番の原因ですね。ううっ……
    私も一ヶ月前の自分を殴りに行ってきます。
    いずもさんの作品も楽しみにしております!
  • おはようございます。
    この度は拙作に本質を捉えた素敵なレビューをありがとうございました。
    タイミングにまで気を使ってくださり恐縮です。

    たぬきはきつねに比べ親しみやすさがあります。
    たぬきのあの置物は縁起物です。
    なによりあのふぐりがいい味を出しています。
    歌にもなっています、あのたぬきのあの部分。

    対してきつねは怖いイメージがあります。
    九尾の狐のせいですね、きっと。
    でも赤いきつねは大好きだし稲荷寿司も大好きです。

    改めてありがとうございました。
  • 琥珀さん、こんにちは。
    たぬきを読んでくださって、有難うございます。

    なんか最近、【姿】を見かけなかったのですが、体調崩してましたか?
    寒いので、体調に気をつけてくださいね(^^)
  • なみさとさん、あらためまして、マルちゃん!
    少々出遅れ気味ながら再訪させていただきました(*'▽'*)

    そういえば、うちの母のエピソード2ですが、たぬきうどんを食べるかと尋ねてきたので有り難く頂戴すると、それはきつねそばだった、ということがありました。

    もしかすると、狸の皮を被った狐、とか居るのかも、なんて。笑
  • 柚さん、素敵なたぬき、ごちそう様でした!

    そうそう、珍しい穴を見つけましてですね、掘り進めていたら別の世界線に……
    (トカナントカ、ただ休筆していただけです。いつの間にか二ヶ月以上も……!)

    もう何年も風邪の気配すらないくらい元気モリモリですよヽ(´エ`)ノ
    しかし急に寒くなりましたね。人肌が恋しい季節ながら、お風呂とか、お布団とか、みかんとか楽しみが沢山あります。

    柚さんも暖かくして、体調を大事に♬
  • 蒼翠さま、こんにちは!
    この度は拙作『きつねの嫁入り』へ、美しい一編の詩のようなレビューをありがとうございました。
    読むほどに色鮮やかな映像が浮かび上がる文章の素晴らしさに、唸らされるどころかノックアウトされました。鼻血ブーです。
    言葉足らずの拙い物語に、琥珀様のコメントやレビューが見事な彩りを加えてくださいました。ありがとうございます。

    カクヨムコン作品、楽しみにしております。
    もうすぐ本番! くれぐれも体調にお気をつけてお過ごしくださいね。
    では、またおじゃまします。
  • 霧野さん、こんばんは〜!

    狐の嫁入り、タイトルもストンと腑に落ちて、前後編仕立ての構成もとても良かったです。
    何より読み応えがありました。

    レビューというのは、まず素晴らしい作品がないと書けませんから。御作がレビューを書きたくなるような作品だったんです(*^^*)
    しかし…まさかの鼻血ブー! 笑

    霧野さんも、温かくお過ごし下さい♬
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