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洗濯槽カビキラー(あり乾杯 第 -27 話)

昨日から離島の民泊を拠点にして沖釣りをしている

が、俺が借りる予定の部屋の空調に不具合があり、急遽使わずの部屋を借りることになった

どのくらい空いていたのかは不明だが、掃除もされていて、それなりに日用品も揃っている

ホテルのベッドより畳で寝る方がよほど落ち着く

翌日の釣行打合せが済み、午後5時ごろ部屋に戻り、洗濯機を回しながらシャワーを浴びる

シャワー室を出て間もなく洗濯が終わったので、洗濯槽から衣類を出してバタバタ振っていると

水カビってやつ?あれがモロモロ付着している事に気付いた

あっちゃ~これはダメだ(>ω<)

一旦、洗濯物をシャワー室に置き、着替えて近くの薬局に向かう

薬局はなかったが、5分程度の所に小さなスーパーがあり、店内を探していると、それは見つかった

「洗濯槽カビキラー」

かなり汚れているような気がしたので2本購入する

部屋に戻り、棚をゴソゴソしていると洗濯機の説明書を発見

なるほど・・・
槽洗浄ボタンを押せば、水を張ったまま6時間ほど放置したのち

給水・かくはん・脱水を繰り返して綺麗にするみたいだ

一方洗濯槽カビキラーの説明書きには

付け置く必要は無く、1回の給水・かくはん・脱水で良い、みたいなことが書かれている

まあこの際だからじっくり付け置いても支障はなかろう

さっそくカビキラーを2本、ドボドボッと投入して槽洗浄ボタンを押す

6時間だから・・・洗い直しは夜中になるな。

午前0時。

洗濯機を覗くとすでに槽洗浄は終わっていたので、シャワー室に置いていた衣類を再投入

数十分のち、洗濯が終わったのだが

槽から衣類を引き出しながら「はて?」となった

昨日履いていた靴下

なぜこのような面白いことになったのだ・・・

思い切り片方がブリーチされているじゃないか

どうやら1回目の洗濯終了時に靴下の片方を取り出し忘れ、カビキラーを投入したもよう。

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