葵　一

完全に公務員かつ仕事出来ない人の代表……。

音さえも有限かと思わせる世界。静かに淡々と流れ落ちる砂時計に似た世界。
心に響きました。

置き所に困るものは、あとは受けとる側に委ねられるだけである。

なんかもう、あとに引けない感じ好き

登場人物三人がとてもほっこりさせてくれます。読んでいてなんだか癒されました。

創作と言うものに思い悩む人なら、主人公の葛藤が。

怯えて前に進めないことでしょう。
しかし、支えとなるものがあれば、一歩、踏み出せる。

続編など広がりを期待させる展開。

人は賢くそして愚かである。
悲しいのは、人に産み出されたものにさえ、愚かを求めることである。

ただ、成長途中の人が純粋であるように、産み出されたそれも純粋な存在なのだ。

楽しいことのためか、生きていると感じるためか。
死んでそこに何を見いだせるのか。
死んで、生きていたときの答えを求めるのか。

予定は未定であって決定ではない。普通は。

相反する二つからは選べない苦悩。ならば、片方は触れずに置いておくしかない。触れてしまえば、また悩んでしまうから。

人に恨みを買うようなことをするもんじゃないという良い例。
いやまて、そもそもお前はそっちじゃなくて他にもっと色々行くべきところあるだろう（笑）

高校生らしい主人公の思考と、どこか高校生らしからぬ出来た思考のヒロイン。
主人公が舞い上がりすぎて……(笑)

触れれば壊れてしまいそうななにか。でも離れようとするその手を勇気を出して掴んだ暖かさは、かけがえのないもの

願いを叶えることが罪か、願いを叶えないことが罪か。
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