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ろくでもない月だったね

・マンガ家の芦原紀名子さんが亡くなられた。悲しい話である。
 自ら命を絶った本当の理由なんてものは、本人に聞いてみないとわからない話であるし、もしかしたら、本人にもわからないことなのかもしれない。
 しかし、マンガのテレビドラマ化の際に、原作改変をしないと約束を結んでおきながら、それが無視された、無視されようとしたことに対して、心をひどく痛めておられたのは確かであろう。

 原作者が許諾していれば、原作改変自体は悪い話ではないと個人的に思う。一視聴者としては、ある水準のものをつくってもらえれば文句はない。

 と書いている私にしても、原作改変では一度、痛い目に会っている。
 私は「ソムリエ」というマンガが好きだったのだが、あれの原作改変はいただけなかった。主人公が単なる変態にしか見えないなど、書いていけばきりがない。
 そこで、私は原作付きというのはそういうものだと割り切ってしまい、以降、その手のテレビドラマは見なくなった(現在は、テレビ自体を見ていないけれど)。

 今回の悲しい出来事の顛末を、原作者となりうる人たちはよく見ておくべきだと思う(つらいことではあるが)。自衛のために。これでテレビ局やら何やらが変わるようには今のところ、思えないのだから。自衛するしかない。残念ながら、テレビ局というのはそういうものだと思ってやっていくのがベターだろう。


・この世は美しくないので、美しいものが映える。
 この世に正義はないので、正しい行動が映える。


・天国に行けるか行けないかは関係なく、人間の本性に従って、無私無欲に立ち、よい行いをする人になりたい。


 ではでは。

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