『死鎧の騎士』昨日の夜に『第21話 聖堂十字騎士団』を投稿しました。
どこかで聞いたような傭兵団と犯人の登場です。もちろん知らなくてもストーリーを読み解くのに問題はありません。聖堂騎士団のままでもよかったのですが、流石に同じ漢字に別のカタカナを当てるのはまずいと思いましたので、十字を足しました。十字というのは磔刑の十字ですね。クロイゼクネヒトは十字騎士くらいのイメージですので、『姫様ここにあり!』で聖堂騎士団としたのは、割と適当な当て字でした。
磔刑の十字というと、キリスト教が浮かびますが、知る限りでは、確か当時の磔刑は十字じゃなかったような憶えがあります。足のとことも棒がついてたんでしたっけ。あとシンボルに十字が導入されたのも4世紀とかのはず。
あ、でも拙作的には十字は剣を構えた時の十字、所謂逆十字をよく使いますが、悪魔崇拝とは何の関係もありませんので予めご了承下さい。
自称騎士団の団長の名前も出てきました。レイモンド卿ですね。適当な名前ですw あ、ちなみにサーの意味でつける『卿』と、ロードの意味でつける『卿』は日本語で区別できないので、一応、最初にルビで区別してます。大体、名前に付いてるのがサーで、家名地名称号なんかに付いてるのがロードと思ってください。あとこれ以上ややこしくならないように、二人称の『卿(けい)』は使わないようにしてます。
属州から小さな帝国となった南部地域(スワルタリア)が解体される際に、小さな集落の郷士が騎士、豪農や豊かな自由民が領主(のちの男爵)となっていくのに対して、スワルタリアの頃の影響力を未だに持って広大な郡部を支配地域に置くのが大領主(のちの伯爵)となる感じです。
さて、アミラはこんな世の中に納得がいきませんが……。
次回、『第22話 アルダト』本日の夜に更新です。
お楽しみいただけますと幸いです!
『死鎧の騎士』
https://kakuyomu.jp/works/16818093088653827442