『死鎧の騎士』昨日の夜に『第81話 ミルハイネ 4』を投稿しました。
今回はミルハイネの回想の話です。これまでの謎のミルハイネ視点でのまとめ。総集編ですね(?)
最初に聖騎士の祝福を授かった時の話は省略されてます。祝福を受けて急成長した話ですね。これはこの世界の祝福の特徴で、10歳を過ぎると急成長します。一般的には成人以降に祝福を得るのが普通だったので、この齢で祝福を得たのはこの時代ではかなり珍しいことです。ミルハイネの苦悩も大きかったと思います。
後の時代になると、大賢者という祝福を見出す者が現れますので、幼い頃からの祝福と急成長は一般的になり、祝福を得ていなくても急成長するくらいには神々の祝福で満たされるようになります。
11-19歳の間が簡単にしか説明されてませんが、この辺は幻視で見た部分が多いです。
第17話の1613年がミルハイネ13歳の時で、初陣ですね。カジモド戦です。
ペンダントの修理を頼んだのが1614年。そしてペンダントが返ってきたのが1615年以降のはずです。これは、ミルハイネの師匠が亡くなっている事から推測されます。
ミルハイネが成人してから何年かの間にドバルに堕とされたとみられますね。
第28話の1619年がミルハイネ19歳の時で、要は結婚前に勇者の仲間は証拠を残さないように始末されたと考えられます。勇者がアルダトの強壮さと性欲を得たのもこの時点です。
そして最初の魔剣がサートの手に戻りますが、サートが失踪し、心配するミルハイネに、結婚式当日に早くもドバルの暴力が。暴力的な男性が自分にだけ優しくしてくれるという、未熟な女の子の憧れみたいなドバルに惚れ、逃れられなくなった時点で暴力が自分にも向くと言う、典型的なDV男性ってやつです。
そういえばそんな奴もう一人居ましたね。『かみさま~騎士』のエイリュース・ユーラス・フォル・ドバルって奴です。あっちは主人公に女の子ぶんどられてざまぁされてました。
ロカレスも最初はサートを見下してたようですが、こういう、好きだったけど結ばれなかった相手の子供と親子のように親密になる話って割と好きです。浮気した女性が償いのように家に置いてもらって、そこの子供と親子のような信頼関係を~とかも大好きですね。見たことないですけどw
あでも恋人関係とかはNG。
ドバルがミルハイネへの興味を失ったのは、ミルハイネが母へとクラスチェンジ、あるいはクラスチェンジしようとがんばってる姿が気に入らなかったっぽいですね。子供っぽい男性にありがちかも?
次回へと続きます。
次回、『第82話 ミルハイネ 5』は本日の夜に更新です。
お楽しみいただけますと幸いです!
『死鎧の騎士』
https://kakuyomu.jp/works/16818093088653827442