ファンタジー向け雑学とか割と良くありますね。入門者向けには新紀元社とか昔から定番でしたけど、昔と違って中級者向けの本も最近は出しているのは知りませんでした。
さて、ファンタジー向けの雑学と言うと、例えばポールアームとか。ポールアームにはハルバードとかヴージとかルツェルンハンマーとか色々種類があってワクワクしますよね。まあ、ポールアームに限らず武器、魔法、モンスター、色々とファンタジーには魅力的な知識がたくさんあります。
ただこのポールアーム、時代と共に変化したり、地域性があったり、名前も元の言語がバラバラ。そのいろんな背景があるポールアームなんかを一緒くたに一つの世界観にぶっこむような設定。これを勝手にFF現象(ファイティングじゃなくてファイナルな方)と呼んでましたw
ファンタジーでよくある、世界観ごちゃまぜで全部ツッコミ系ですね。耳にした武器をオールイン、耳にしたモンスターをオールイン。ただ、ファンタジーってそういう全部入りの何でもありより、取捨選択した狭い範囲の設定の方が楽しいんですよね(個人的見解) この世界ではポールアームはこのように分類されている、現実世界の似たようなコレとコレはこの世界では区別されない、これはこういう理由で使われない等……。
魔法なんかではいまだに古代ギリシャの四大元素がなろう系ファンタジーでも主流ですが、こういうの、無理に四大とか五大とかロジカルにしなくても、もっと直感的な方が楽しいと思うんですよね。
私が好きなのが『伝説のオウガバトル』。残念ながら続編はありきたりの四大元素になってしまいましたが、初期は違うんですよね。自然現象でなんか凄そうなのを三つだったんですよ。炎、稲妻、吹雪ですね。まあ、アライメント攻撃(光と闇)もありましたが、自然現象を元にしてるので、不自然さがありません。例えば氷の塊が飛んで行ったり、岩の塊が飛んで行ったりとか。いや、それ水とか土とか関係ないやん? 飛ばすの物理攻撃やん? みたいな。
大本はたぶんFFじゃなく汎用ルールRPGを目指したD&Dのせいでしょうけれど。まあ、そういうわけで、何でもありの設定よりは、削った設定の方が好きです。