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よく反芻する本。

久しぶりにエッセイを更新した所、新しくお立ち寄りにくださった方が増えて素直に喜んでおります。
ありがとうございます(これで小説の方のPVも回れば言うこと無いのですが……と、どさくさに紛れて厚かましいことをこぼしておきます)。


やはり本に関するネタは強いんでしょうか。

せっかくなので、友達や図書館から借りて読んだ本なので手元にないけれど「あれは面白かったなあ」と反芻するがごとくよく思い出す本のタイトルと非常にザックリした頭の悪い感想などをあげておきます。
タイトルだけは正確に記すように心がけますが、著者名・出版社名は省略させていただきます。いろいろザックリです。あと記憶の間違いなどが余裕であると思うので、ブックガイドにはならないと思います。

以下、だらだらと。

・『理想の花嫁と結婚する方法: 児童文学作家トマス・デイの奇妙な実験 』
孤児の少女を引き取って理想の花嫁に育て上げようとした実在する人物に関するノンフィクション。センセーショナルなタイトルに目を奪われるがトンデモ育児本にいつの時代いつの世の中でも振り回されてしまうのだななあという本でもある。著者の取材力がすごい。単純に面白い。あとまあこのような実験をしたトマス・デイに対して単純に「バーカバーカ!」って言ってやりたい。

・『ザ・サークル 選ばれし者たち』
同名の小説があるがこっちは何年か前に翻訳されたスウェーデン産YA。魔女の力に目覚めた女子高生たちが悪しきものと戦うことになる――という定番なやつだけど、現代スウェーデンの郊外生活事情とか魔女メンバーの中に定番のゴス系やいじめられっ子はいるとして、ガチなビッチやバリバリのいじめっ子がいるのがユニークでよかった。そして百合要素もあった。しかし残念ながら続きが一向に翻訳されない。悲しい。ゴス系少女がディルアングレイだったかラクリマクリスティだかのファンだったって設定があったのに……。

・『世界の果てのビートルズ』
スウェーデンの小説もう一つ。ビートルズの音楽に衝撃をうけたスウェーデンの少年のなんかボンクラな日常をマジックリアリズム風に書いた愉快な小説だった……ような覚えが。トナカイの肉とチーズと一緒にコーヒーを飲むというようなシーンがあり「美味いのか?」となった気が。

・『ニルスのふしぎな旅』
スウェーデン三連発。名作児童文学。福音館版で読んだ。アニメの印象強いけど原作どんなんだろう……となって軽い気持ちで読みだしたらすさまじく面白いのでびっくりした覚えが。面白い上にスウェーデンの地理や歴史になんとなく詳しくなる仕様。もともとは当時のスウェーデンの子どもたちに自国の地理歴史について興味を持ってもらうために企画された読み物の筈だがそれに十二分に応えすぎというか、セルマ・ラーゲルレーヴすげえなの一言につきる本。

・『わたしは英国王に給仕した』
20世紀前半のチェコを舞台にホテルマン(ウェイター?)の男が体験した激動の東ヨーロッパ史……すみません、なんか賢げなことを言おうとしたが無理だった。池澤夏樹編の河出の全集で読んだが、全体的に楽しい小説だったという記憶がある(まあがっつり戦争を挟んでいるので楽しいだけではない)。読んでいて「モテるだろうなあ、この主人公の男……。モテないわけがないよなあ」となっていたことが猛烈に印象づいている。

・『うしおととら』
いきなり漫画。いわずもがなな名作。
高校の時に友達から少しずつ借りて読んでいた。休み時間に最終巻を読んで「とらぁぁ~……」となった記憶があるため忘れがたい。潮は非常に好感のもてる主人公ではあるが正直あそこまでモテんでも別にいいと思う。女子キャラクターでは日輪さんと設楽さんが好きでした。



……もうちょっと色んな本をとりあげてみたかったが、とりあえず今回はここまで。


また機会があれば、「あれは面白かったなあ」という本についてまたざっくり雑に語るかと思います。その時までさようなら。


……とりあえず連載作を先に進めたい……。

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