「日帰りファンタジー」に応募した作品をお読みいただいた方、レビューやコメントをくださいました方、皆さまありがとうございます。
自分で書いた物語を不特定多数の方によんでもらうという経験をしたことがなかったので、嬉しいやらもったいないやら面はゆいやらな一か月間になりました。
「アーニャ」のスタートダッシュが良すぎて怖くなったのでランキングはあまり見ないようにしていましたが、先ほど結果をみてみるとアーニャは圏外になり「える子」と「逃走中」の方が百位圏内に入っておりました。
おそらくアーニャで興味を持った方々に評価をしていただいたのではないかなとみています。コンテストに応募していない過去の作品も読んでいただいたことが嬉しいことの一つでした。ありがとう、アーニャ。
裏話というほど大げさなものではありませんが、アーニャは明らかに創作であろう日常生活をノンフィクション・エッセイとしてSNSなどで発表される方が実際にいてそれらを目にしながらイライラしていたこと、イライラしつつも目が離せなかったことが核になっています（そのエッセイのタイトルが何かは伏せますが、ひょっとしたら「あああれか」と見当がつく方がいらっしゃるかもしれません）。
なので「物語を作っている」という感覚が希薄な一編でもありました。
アーニャのあれやこれやは創作ですが、明らかな嘘を本当のことだといってSNSで発表する行為に対する周囲の反応はほぼ実際にあったこと・ありそうなことでもあり、そういうので「おもしろい」と評価していただくのは嬉しい反面若干の心苦しさもありました。
こういうのを全くのゼロから作りあげることができたらすごいものですが……。
九月頭の近況にも書いた通り、私は異世界を舞台にするハイファンタジーより現実ベースで不思議なことがおこったり超常現象が当たり前におきるエブリデイ・マジックとかマジックリアリズムと呼ばれるジャンルが好きなので、今後も「日帰りファンタジー」タグで何かしら変な話を書いていこうかなと思っています。
とりいそぎお礼まで……ありがとうございました。