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『異世界まではあと何㎞? ~魔法少女逃走中~』あとがきにかえて。

前々から、高速道路のサービスエリアを舞台にしたファンタジーをやってみたいなと思っておりました。

構想では女の子ふたりによるロードムービー風の、ちょっといなたいけれどキラキラした青春ものになるはずでした。



同時に、私の書くものは主人公が傍観者になりやすいことが自分の中で不満でした。
巻き込まれるのではなく、押し付けられた不利な状況から脱出するためにアクティブに動く主人公を書きたいという欲をだしたことからなんだかおかしなことになっていきました。



そういえば『魔法少女サマーキャンプ』を書いた時、深夜系の魔法少女が出せなかったのが残念だったな、リカバリしたいなと考えだしていよいよおかしなことになりました。




気が付けばこんな話になっていました。


私はかわいくて楽しい女児アニメみたいなお話を作りたかったはずなのに、なんでこんな人が死ぬわ血しぶき飛ぶわ悪態ばっかつくわなヒロインが出てくる小説書いてるんだろう……という疑問にさいなまれつつも書いてる最中は結構楽しかった小説です。


でもそろそろ心が洗われるようなお話を書きたいです。


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