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小説を書くのに、大きな目標はいらない

小説を書く事は、あくまでもおままごとの延長戦でいい。
子供の頃暇つぶしにしていたこと。
勇者になりきって、活躍するのが楽しかった。それを思い出して書けばいいのだ。
あるいは交換小説をするように、コミュニケーションの延長線上で書いたりすればいい。

小説を書くのに大層な理由はいらないのだ。

ただ書きたいと思えば良い。

これが「プロになるため」「賞をとるため」と考えると筆が鈍くなる。
勘違いしないでほしいのは、大きな目標を据えるべきではないと言いたいのではない。

ゴールを据えるのは大事だと思うし、目標は成長する上で必要な目安になる。
なりたいものを目指すのは、なにも悪くない。

ただ人間の脳は、いや動物の脳は、『重要性がきわめて高い場面を意識するとパフォーマンスが低下』してしまうのだと言う事は踏まえるべきなのだ。

これは決して心の弱さとかではなく、そういう本能。
本能にあらがうのは、無駄なのでやめたほうがいい。
やるべきは本能を把握し、目指す方向に舵をきれるようコントロールすることなのだ。

ではどうしたら、その本能をうまく行きたい方向にもっていけるか。
『莫大な報酬を提示されると明らかな悪影響がでる』という科学的な研究結果をふまえて、『膨大な報酬があると脳を勘違いさせず、ほどほどの報酬を目の前にぶらさげて成功体験を脳の思考回路につくっていく』ことだ。

つまり、小説を書けた! という事実をまず成功報酬として正しく評価する事。
今日小説の文章を書けた! 物語を進展させた! 物語を考えられて楽しかった!
こうした感情をちゃんと覚えておくことが、大事なのである。

さあ、今日も小説を書こう。
面白いごっこ遊びになればいいな。

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