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『僕と彼女の60.5フィート』を4月28日に投稿しました。

“2020夏物語”というキーワードを見て思いつくことがあり、書いてみました。
お読み下されば嬉しいです。

しかし困ったことに……
“2020夏”と言うと、コロナファクターを切り離して考えられません。
今や、世界各国の死者数が三か月で合計20万人以上。
これ、月平均にしたら太平洋戦争のこの国の犠牲者(44か月で約300万人)に匹敵する数なのです。
世界は、おびただしい“死”に直面しています。これでは……
残念ながら、明るいコメディにすることができません。

要するに、キレイゴトではまとめきれない、と言うことです。
だから喜劇《コメディ》でなく哀歌《エレジー》になりました。

作品中の“彼女”の行いは、愚かに見えるかもしれません。
しかし“彼女”も“僕”も善人であることは確かです。
二人とも善意であるがゆえに、あのような結末になりました。
この場合、愚かであるか否かを決めるのは、人でなく神様だという気もします。

結婚式で「死が二人を分かつまで……」という誓いの言葉がありますね。
しかし「死によって分かたれたことで、より強く結ばれる」こともあるでしょう。
そんなことも意識していました。

絵的なイメージは、完全にアニメです。
『魔法自衛隊1964』も『緊急脱出《ベイルアウト》!』もそうですが、
お好きなアニメのキャラで想像して下されば……と存じます。

2020の春と夏……コロナスプリングとコロナサマーも、
いずれ誰かが劇場アニメにされることと思います。
復興と鎮魂を願って……

※『僕と彼女の60.5フィート』執筆時のBGM
●七瀬光作曲 TVアニメ『絶対少年』サウンドトラック
●黛敏郎作曲 『東京オリンピック(聖火リレー、聖火到着、マラソンのフィナーレ)』

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